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メルセデス新生Bクラス「これは売れる」予感

わかりやすいサイズ感

Bクラスはひと言「売れそう」だ。その理由はライバルの不在。このクラスの王者であるVW ゴルフはもっとベーシックな5ドアハッチバックだし、その出来の良さに改めて脱帽といえる新型BMW 1シリーズも状況は同じだ。真っ向から向かうモデルは存在しない。モデル的にはミニクロスオーバーが最も近い内容といえるが、キャラクター性の強いミニの派生モデルとして考えると、やはり真っ向勝負ではないだろう。先代ではゴルフの派生車種である同コンセプトの“ゴルフプラス”があったがそれも昔の話だ。

しかもBクラス、あらゆる部分でこのクラスの最適解といえる感覚を持つ。このクラスのボディサイズはある意味ゴルフが基準だが、Bクラスの全長4365mmはゴルフよりも約150mm長く、全幅1785mmはほぼ変わらない。それでいて全高は1540mmとゴルフより55mm背高。これって凄く分かり易いサイズ。つまりこのクラスの世界基準より“少し長く背が高い”=居住空間にゆとりがある、となるわけだ。

もっともBクラスのそもそもの立ち位置は、Aクラスのロングホイールベース版。そうした部分から考えても、実に納得のボディサイズを持つ。それはつまり、ファミリーユースを考えた時のベストでもある。

そして価格は299~348万円という、まさにこのクラスの輸入車の価格の中心をズバリ突くものとしている。

今や輸入車といえども価格がもたらすインパクトはとても重要なもの。特にファミリー層にとっては299万円という数字は刺激的だ。なぜならばこの数字次第で購買の俎上にのるか否かが決まるといっても過言ではない。しかもこの価格にも関わらず“メルセデス・ベンツ”ブランドであることは、とても重要な意味を持つ。指名買いが常のクルマ好きには理解できぬ話かもしれないが、一般的にこうした部分はとても重要なのだ。

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