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新世代ボルボで北海道500キロ、その“味”は?

いい意味での裏切り

2日目。札幌から小樽方面へと向かう。札幌市内の交差点は、ところどころブラックアイスになっている。日差しやエンジンの熱によって溶けた雪が夜のうちに凍り、さらにその上を複数のクルマが通るうちにタイヤでツルツルに磨かれた状態で、本当によく滑る。そういえば昨晩札幌の街をぶらついたときも、あやうく足を滑らせて転びそうになった。

歩くことすら難しいような路面では、スタッドレスタイヤの氷上性能がもっとも重要なポイントになってくるが、アイスガード・トリプルプラスは頼もしいグリップを発揮し、発進や停止もそつなくこなしてくれた。最近のスタッドレスの性能進化(とくに氷上性能)には目覚ましいものがあり、まあ4WDはあるに越したことはないけれど、FFでもとくに不満を感じることはないというのが実感だ。

市内中心部を抜け高速道路に乗ると、ほぼドライの状態。これ幸いにと、久々にフルスロットルを与えてみた。1.6リッター直4・直噴ターボは気持ちのいいサウンドを奏でながら1.5トン強のボディを頼もしく加速させる。ドッシリした直進安定性を示しつつ、従来のボルボにはないダイレクトなステアリング特性を示すのもS60の持ち味だが、スタッドレスを履いてもそんな持ち味がスポイルされないのはいい意味で予想外だった。

ひとしきりエンジンを回した後は、全車速追従機能付きACC(オプションのセーフティパッケージに含まれる)のスイッチをオン。先行車との車間を自動的に保ってくれるこのシステムは、ロングドライブ時の快適性を大幅に引き上げてくれる。事前のブリーフィングでは、雪が降っている状態での使用は推奨しないとのことだったが、途中から降り出した雪のなかでも誤作動したり先行車を見失ったりすることなく、しっかりと働いてくれたことも報告しておこう。

余市のニッカウヰスキー醸造所を見学したり、小樽で撮影をしたりしているうちにランチの時間がやってきた。腹を空かせたカービューチーム3人がどうしても食べたかったのはウニ丼。そこで地元の人にすすめられた、小樽水族館の近くにある「青塚食堂」という店へ行ってみたのだがこれが大当たり。どんぶりに入ったご飯とは別にウニがひとさく丸ごとドーンと出てきた! 味にももちろん大満足。好きなときに好きなところに行け、誰にも気兼ねすることなく好きなところに立ち寄れるという、クルマを使った旅の醍醐味を満喫したのだった。

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