PSAの2011総括&展望 3気筒208もチョイ出し!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
ってなわけで2011年はシトロエン3100台、プジョー6200台と計1万台弱で大躍進のPSA。
3割伸びのシトロエンもさることながら、プジョーも全体で200台伸ばしており、好調が伺え、そこには前述RCZほか、新たに生まれた新世代グローバルセダン、508シリーズが安定して600台前後売れた事も大きい。
来たる2012年だが、今までにない大躍進の可能性を秘めている。そう、207の後継たる208の登場だ。詳細は後に譲るが、ポイントはデザインでいかに“フランス車らしさ”を表現できているかと、実用性と価格のバランスだ。そう言う意味ではリッター20km!? 前後もウワサされる新型3気筒エンジンに期待大だが、要するに私がなにを言いたいかというと、プジョーの成功に伝説の“206”の正統後継者の誕生は欠くことができないのだ。
考えてみれば世界トータル500万台以上を売った206シリーズは偉大だった。独特のカジュアルかつスポーティなデザイン、フランス車らしい軽快さと柔らかさを持ち合わせた走り、簡素だがオシャレな内装を持ち、ヘタな国産コンパクトやドイツ系ハッチバックの客をも奪った。
それが年間1万台オーバー当たり前の2000年前後のPSAの大躍進を支えたわけであり、新型208がいかにその役割を全うできるか? それが今後の躍進のカギとなるだろう。
あるいは308などとの合わせワザで、その需要や新しい客を奪えるか? もっというともはや中国が中心になったアジアに於いてPSAがどういう戦略を取ってくるかにも注目だ。この激動の時代、フランス車からも目が離せない!
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