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リンカーン ナビゲーター、“絶対的”な魅力

“大きさ”という絶対的な魅力

3サイズは5295×2035×1995mm。一瞬、どれが全幅でどれが全高だか分からなくなるが、全幅が2035mmで、全高が1995mmである。

駐車スペースの物理的問題や取り回し性の悪さなど、巨大なボディはネガティブに捉えられることが多い。その反面、“大きさ”は絶対的な魅力を備えるのも事実だ。エルグランドやアルファードといったラージサイズミニバンさえも小さく感じさせるナビゲーターの巨体は、見るものをただただ圧倒する。デザインを工夫して実際のサイズ以上の存在感や迫力を醸しだすモデルも多数あるが、ナビゲーターを横に並べればそれらも赤子同然だろう。

ナビゲーターは加えて、押し出し感のあるグリルやクローム華飾を随所に施したデザインによって、ラグジュアリー性を強めているのも特徴。それは巨体に漂いやすい無骨さを抑えると同時に、高級感をさらに増した造りとも表現できる。このサイズで高級ホテルのエントランスに横づけしても“さまになる”モデルは、他になかなか見当たらない。

室内空間も当然ながら広大だ。2列目シートに前後スライドが無いなど使い勝手は良いとは言えないが、絶対的な広さがそれさえも気にならなくさせる。ウッドトリムなどを積極的に奢った室内の高級感もリンカーンブランドらしい。細かく見ると質感のさらなる向上は欲しいところだが、印象としては十分だろう。

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