BMWと、走りと、力学と 335i ドライビング分析
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
335iクーペはピュアスポーツを狙ったクルマではない。その内外装の造り込みに表れているが、ラグジュアリー指向も強く、日常での実用性も高いモデルだ。もちろん乗り心地だって、助手席から不満の出ないレベルになっている。だが、その走りはピュアスポーツカーに匹敵するほど楽しい。
その楽しさの源は、クルマと絶えず対話できることにある。例えば、前章で述べたアクセル操作でクルマを曲げる技術は、どのクルマでも意識すれば使いこなせる。だが、あらゆる速度域で使えるかと問われれば、答えはNO。ドライバーが行う各操作、言いかえればクルマに声をかけた際に、即座に答えを返してくれるようなレスポンスの良いクルマの動きが必要だ。335iには各操作に対するレスポンスの良さがあり、速度域を問わず安心感と運転する楽しさがあるわけだ。
ここで注目してもらいたいのは、新たに採用したダブルクラッチ方式のトランスミッション(DCT)。以前のトルコンを使った6速スポーツATでも、ロックアップが巧みだったのでアクセル操作に対するレスポンスは悪くなかった。だが、ロックアップが解除される低回転域では、操作に対して若干ダルな反応だったのも事実。だがDCTは、全速度域でレスポンスの良さを備えている。シフトショックも少なく、加速が途切れる感覚が無いので速さも体感でき、さらには姿勢変化が少なく、カーブの最中でも積極的にシフト変速を行えるのが良い。
このようにドライバーの声掛けに対して、クルマが即座に反応することが、クルマと対話する上でも、そして走りを楽しむ上でも大事だが、実はこの特性さえあればよい…というものでもないのだ。
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