ガヤルドLP560-4試乗!5年目の大幅リファイン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:ランボルギーニ・ジャパン
ランボルギーニの新型車をサーキットでテストする。これほど胸躍るオファーがあるだろうか。しかもそれがランボルギーニのやんちゃな末っ子、「ガヤルド」を20kg軽量化し、さらに+40psもスープアップを施した新型エンジンを積んだ「LP560-4」というモデル名を持つ…つまり、LP=イタリア語で縦置きの意味であり、560=最高出力というランボルギーニの伝統に則って付けられた名だと知っていれば、なおさらのことだ。
スケジュール帳に書かれたその日を心待ちにしていた私にとって、ラスベガスのきらびやかな夕暮れ時の風景にたたずむガヤルドLP560-4の姿はことのほか魅力的に映った。このクルマの開発テーマは「パワフル・エレガンス」。一見すると相反する言葉を並べているようだが、鍛えられたアスリートのような美しい肢体の下にパワーを秘めたガヤルドの姿には、2つの相反するイメージが不思議と共存している。
レヴェントン同様、前後のランプにLEDをY字型に配置したモチーフやフロントの巨大なエアダムは、伝説のスーパーカー「ミウラ」を現代に蘇らせた「ミウラ・コンセプト」から引用されている。低くワイドなフォルムや豊かで張りのある曲線は、全体に力強さを感じさせる。歴史的なモデルや過去のLPシリーズにリスペクトしたクラシカルなモチーフ、新しい技術によるパワフルさ、そして時代を経ても変わらないエレガンスの共存。ランボルギーニにとってはもちろん、スーパースポーツの世界でもこれまでにない新しい定義だ。
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