アウディQ5に試乗!常識を覆すフットワーク
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
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過去にはクワトロやアバント、最近ではデュアルクラッチタイプのトランスミッションや過給を使ったエンジンのダウンサイジングなど、アウディは常に時代を先取りしてきた。そこにとびきり上等な内外装と巧みなイメージ戦略が加わり、アウディのブランドイメージはかつてないほど高まっている。もやはそこにメルセデスやBMWを追いかける第3のブランドというイメージは微塵もない。むしろ、流行に敏感な人たちにとっては、アウディこそがもっとも気になるブランドなのではないだろうか。
そんなアウディが送り出す最新モデルが「Q5」だ。A4と共通するプラットフォームをもつこのミドルサイズSUVのボディサイズは、全長4630×全幅1900×全高1650mm。兄貴分のQ7と比較すると、455mm短く、85mm狭く、90mm低い。3列シートを前提に設計されたQ7と比べると圧倒的に短いのはもちろんのこと、A4/A4クワトロと比較してもなお75mm短い。
SUVが欲しいんだ、というカテゴリーありきで選ぶのではなく、セダンやワゴンと同列で比較検討して選べる気楽さをもっていることが、まずはQ5のポイントだ。加えて、この手頃なボディサイズのなかに、いまもっとも輝いているブランド「アウディ」のエッセンスがどれだけ濃密に注ぎ込まれているかも要注目である。
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