BMW・次期7シリーズに試乗。時代の先へ先へ
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
現行モデルの4代目7シリーズ(E65型)が登場したとき、その大胆な変貌ぶりにBMWファンならずとも衝撃を感じたはずだ。端正という表現がふさわしかった3代目(E38型)と比べて、4代目は金属の塊を削りだしたような彫刻的なデザインを採用。しかも、リア回りがトランクの上に棚板を乗せたようなかつてないデザインだったので、当初は批判的な意見も聞こえてきた。またインターフェイスの概念を一新したiDriveも、扱えるようになるまで少しばかり慣れが必要だっただけに、戸惑いを隠さなかった人が多かった。ただ、デザイン表現にしてもインターフェイスの概念にしても、後に他メーカーが追従した事実を考えるとBMWが市場の理解を超えるほど時代を先取りしていたことの証明になるはずだ。
やがてE65型に時代が追いつき、LCI(ライフ・サイクル・インパルス=BMWがいうところのマイナーチェンジ)を実施した後期型は、前期型以上に市場の評価が高まっていった。そして、2008年7月に5代目となる7シリーズ(F01/F02型)が発表された。基本的にはキープコンセプトながら、技術的な内容では再び時代の最先端に立ったのだ。開発コードも、現行モデルの3シリーズでE90型になっていただけに、それを3桁にせず「F」の文字を与えたこともBMWの新たな取り組みの表現と言えよう。
その開発コードは、F01型が標準ボディ、F02型がホイールベースを140mm伸ばしたロングボディであることを示している。ロングボディの開発コードが異なるのは、単にホイールベースを伸ばすだけではなくルーフ後端を高くしても次期モデルの7シリーズが表現するエレガンスが損なわれないので、Cピラーを含めデザインそのものを微妙に変更。それにより、後席の頭上スペースを10mm拡大しているためもある。キープコンセプトではあっても、そうしたデザインのこだわりは次期7シリーズの随所に認められる。とくに、張りのある面と鋭い線によって構成されたサイドビューは、現行モデルでは分断されているキャラクターラインがフロントからリアまで一直線に引いてある。Cピラー下部がリバースカーブを描くBMW伝統の「ホフマイスター・キック」も、モールだけではなくプレスラインでも繰り返されデザインの見せ場を造っている。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【角田裕毅F1第21戦分析】スプリント後のマシン変更で好転。追い抜きは叶わずも「ウエットタイヤの判断はよかった」
バレンティーノ・ロッシ、待望のLMDh初ドライブに「ABSがないのがいい」と満悦。好タイムには“秘密”も
懐かしのエンジン音と希少車体験…昭和レトロカー万博2024 11月30日
京都の無料高速が「異例の有料化」 2025年4月から全車種対象 料金収入は何に使う?
BMW『R18』をリコール…最悪の場合、火災になるおそれ
日産が新型「“高級”SUV」世界初公開! 450馬力超え「V6」&超豪華「荷室」搭載! 赤なホイールが超カッコイイ「オートグラフ ラウンジ」米で登場へ
ヤマハが見た夢「OX99-11」とは? F1エンジンをデチューンしてロードカーに搭載…ロンドンでの初公開ではジョン・ワトソンがドライブ【クルマ昔噺】
K3 ウォータープロテクトシリーズからシートバッグ WP01 が登場! キジマが新製品情報「KIJIMA NEWS EXPRESS」11月号を公開
今年のお得な30日間「決算キャンペーン2024」をバイク王が11/30まで実施中
【このクラシックなベンツのクーペなんぼ?】80年代に大人気を博した「メルセデス 280CE」の価格は?
【Gクラス史上初のBEV】メルセデス・ベンツの開発担当者がエンジン車との違いを解説!
【MotoGP】アプリリアのMotoGPマシン、暑さでやられた?「熱がアキレス腱になっている」マレーシア苦戦エスパルガロ語る
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
あの「250」のオープンが想像以上にゴツカワ! トヨタが本気を出した「ランクルROX」の大量画像
【かっこいいぞ…】アウディ新型「A5」&「S5」公開! 実質A4の後継モデルはファストバックの5ドアとワゴンを設定
現行マツダ唯一のロータリーエンジン搭載モデル「MX-30」がマイナーチェンジ 価格は293万円から
レクサスの歴史的象徴「LS」が売れない3大要因と、次期型が“ふつうのセダン”にならない理由
“50位圏外”でスランプ続く「CX-60」。モデル末期「CX-5」と総合力ではどちらを買うべき?
白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
【最安グレード追加】レクサス最小SUV「LBX」に“エレガント”新設定 価格は420万円から
【まだお先は真っ暗?】もはや日本じゃ売れる気がしないBEV…やはり初心者のボクらには無理ゲーなのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!