赤のくまどりにレーザーライトの目立ちまくりレーサー「M4CSL」にくぎ付け! 世界1000台、日本向けも瞬殺必至
掲載 carview! 68
掲載 carview! 68
今年、創立50周年を迎えるBMW M社の現在の活動は非常に華々しい。昨年の「M3」&「M4」の導入に始まり、750馬力のハイパー電動SUV「XM」、そして近日レポート予定の新型「M2」とニューモデルラッシュは枚挙に暇がないほどである。
5月中旬には北イタリアで開催されたBMWがスポンサードするイベント「ヴィラ・デ・ステ・コンクール」では「M4CSL」のワールドプレミアを行った。
CSL(コンペティション、スポーツ、ライトウエイト)を標榜するこのモデルはM4ベースのロードゴーイングレーサーで、そのルーツは2003年に登場した「M3CSL」(E46)である。
この一般公開に先立って、ミュンヘン郊外のシークレットスタジオでの個別取材が許されたので、その模様をここでお伝えしよう。
>>BMW M4のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
M4CSLはフローズンブルックリングレーと名付けられた明るいグレーのボディに、歌舞伎役者のくまどりのような黒と赤のラインが特徴的なカラートリムで舞台に佇んでいた。大型キドニーグリルはメッシュが廃され、大きな開口部には補強バーがはめ込まれている。
ヘッドライトは黄色に輝くレーザーライトで、リアライトも量産車世界初のレーザーライトだが、リアは真っ赤な細長いラインデザインである。
ボディは徹底的な軽量化が行われており、ボンネット、ルーフ、ダックテールデザインのトランクリッド、エアスプリッターなどのエアロパーツや、スポーツシートなどもカーボン製。さらにブレーキディスクはカーボンセラミックコンポジット製、チタン製エグゾーストシステムや軽量鍛造ホイールを含むシャーシ系、そしてリアシートや防音材などを取り外す事によってM4コンペティションよりも100kg軽く、空車重量は1625kgに収まっている。
またラバーマウントに代わってピロボールが組み込まれたシャーシと組み合わされるタイヤは前275/35ZR19、後 285/30ZR20とミックスサイズのミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2である。ただし、日常使用を重視するオーナーにはパイロット・スポーツ4Sも選択することができる。
>>BMW M4のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
カーボン製のスポーツシートに収まりキャビンを観察するが、そこはまさにコンペティションの世界で、12時の位置にセンターマーカーが入ったアルカンタラ仕上げのスポーツステアリング、カーボン製コンソール、振り返ると取り払われたリアシートに代わってヘルメットが2個入るバゲージコンパートメントになっている。
アルミ製の補強バーがめぐらされたエンジンルームに搭載されるパワートレーンは「S58」、すなわち3リッター直列6気筒ツインターボで最高出力はベースモデルM4コンペティションのプラス40馬力で550馬力、最大トルクは650Nmと変わらない。
組み合わされるトランスミッションは8速オートマチックで後輪を駆動、4WDバージョンの「xDrive」は存在しない。発表されているダイナミッ性能は0-100km/h加速が3.7秒、0-200km/hは10.7秒、最高速度は307m/hに達する。M社によればニュルブルクリンク北コース(20.6km)のラップ・タイムは7分15秒677で量産BMWの中では最速を誇る。
>>BMW M4のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
クローズドサーキットむけの本格的なMチューニングを与えられたM4CSLだが、もちろん全世界の公道を走行可能なホモロゲーションを獲得しており、限定1000台で各国の市場に送り込まれる。
ドイツでは5月から予約注文が始まったが、16万5200ユーロ(19%付加価値税込み;日本円でおよそ2200万円)という価格にも関わらず、割り当て台数の150台が即完売してしまった。
現在までに入手した情報によればアメリカ(250台)、英国(100台)で、残念ながら日本向けの台数は確認できなかったが、残りの500台の内、少なくともその10%は割り当てられる可能性が高い。興味がある方は、可処分所得をチェック、すぐにBMWジャパン、あるいは近くの代理店に直行すべきだ。
>>BMW M4のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
>>BMW M3のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
取材:アレキサンダー・オーステルン
解説:木村好宏
写真:Kimura Office
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!