新型アウディA1は旧モデルから大幅進化。今度こそミニと戦えるか?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
2010年、アウディはモデルレンジを下方に広げるために「VW ポロ」をベースに「アウディ A1」を発売した。目指すは「BMW ミニ」であった。しかしミニの持つブランド力には叶わず、10年間で83万台と健闘したものの、その牙城を崩す存在になることはできなかった。そして今回、2世代目で再び世に問う。
初代が「PQ25」プラットフォームを使用していたのに対して、ニューA1は「MQB A0」、つまり現行ポロと共通のモジュール・キットを採用する。その結果、より広いキャビンスペース、新しいインフォテインメント、充実したアシスタントシステム、3気筒と4気筒の新しいパワートレーンの採用など大幅な進化が見られる。
幅と高さは変らないが、長さが旧型よりも56mm長く、ホイルベースも11mm延長された。その結果4.03mのボディに構築されたデザインは伸び伸びしており、旧モデルのミニを意識したような丸っこい可愛さは消えた。
反対にアローデザインのLEDヘッドライト、エッジの立った緊張感のあるボディサーフェス、そして左右に大型のエアインテークを従えたブラックアウト・シングルフレームなどがスポーティで精悍な印象を与えている。さらにリアに回るとヘッドライトと同じモチーフの鋭角的デザインのLEDリアコンビネーションライト、ボディ左右の端にレイアウトされたアウトレット風、そして中央のディフューザー風フィニッシャーは、ダミーなりにスポーティな雰囲気を盛り上げている。
ボンネット先端に設けられた 3本のダミースリットは1984年に登場したFIA世界ラリー選手権ホモロゲーション用にわずか200台だけが生産された「アウディ スポーツ クワトロ」、通称「クルツ クワトロ(ショートクワトロ)」のアイコンの一つであった。
ちなみにこの300馬力を発生したラリーカーのボディはカーボンやアルミの多用で空車重量はホモロゲーションぎりぎりの1300kgであったが、現代のA1は超高張力鋼板を27%も使用した結果、ドライバー込みで1180kg(30 TFSI)に仕上がっている。
また、空力特性、Cd値も0.31とこのサイズとしては非常に優れた数値を得ているが、これはフリントのエア・スプリッターやスムースなアンダーフロア、さらには効果的なルーフスポイラーなどの総合的なエアロ対策によるものだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
プレリュードの「走りの味」カレーってどんな味だ? ホンダがガチで開発したカレーを出す期間限定オープンの「プレリュー堂」に突撃してみた
“全長4m以下”のスバル「新コンパクトSUV」! 小さくても“オフロード”に強い「ターボ×四輪駆動」採用! 軽量ボディに「ハイブリッド仕様」も設定で“ちょうどいい”伝統モデル「レックス」が魅力的!
世界初・マイカフィラー制振材採用、オーディオテクニカが高音質「Rexat」シリーズラインケーブル2製品を発売
川崎重工、4足歩行モビリティ「CORLEO」製品化へ…社長直轄プロジェクト立ち上げ
新車“約327万”! 日産「“6人乗り”セレナ」がスゴイ! リッター約20km走る&全長4.7m級の「ちょうど良いサイズ」採用した「サードシートレスモデル」とは
逮捕された元F1ドライバー、エイドリアン・スーティルが詐欺容疑を否認。弁護士が声明を発表
パンクとは違うタイヤの破裂! 危険極まりない「バースト」が起こる原因と予防策
【ヤマハ アクシスZ 試乗】最軽量か、ゆとりか。「シグナス」と「ジョグ」の間で光る「王道コミューター」の姿…伊丹孝裕
欧州の“S級有望株”がスーパーフォーミュラで走る! F4&FRECA王者のスレイターが鈴鹿テスト参加決定
「関西人がサンマを食べられるのはこのフェリーのおかげ!?」 新造船デビュー「日本海の最長航路」の“強み”とは?
4人乗りは2000万円超え 「極上の移動空間」を提供する超高級ミニバン レクサス「LM」の納車まで時間はどれくらい? 人気はどう? ディーラーに聞いてみた
シート喪失に驚くも落ち着いた週明け「まだ十分に認識していなかったのかも」首脳陣は新人を優先【角田裕毅F1第24戦展望】
【やっぱり大人気】長らく買えなかったガソリン仕様「RX350」が受注再開。購入者からは「コスパ最強」の呼び声も
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
【新車が高い問題】北米でじわりと広がるセダン回帰。日産「セントラ」が示す“手頃さ”というもうひとつの選択肢
【ここが変わった】新型「デリカD:5」まもなく登場! 改良前モデルの“惜しい点”や、お買い得度はどうなった?
ソニー・ホンダモビリティが「アフィーラ1」の量産型を1月のCESで公開。さらに新たなコンセプトモデルも予告へ
【正体が判明】謎のレクサス版スポーツモデルは「LFA コンセプト」だった。BEVでも“走りの魂”を継ぐ次世代フラッグシップがついに姿を現した
【市販化なるか】“ランクル75周年”に向けて浮かび上がるトヨタ「ランドクルーザー Se」のこれからの動向
【速報】トヨタが新型「GR GT」「GR GT3」を世界初公開! 650psのV8ハイブリッド×アルミ骨格の“次世代フラッグシップ”の正体判明
登場から2年、レクサス「LM」の購入層に変化? 法人だけでなく、買えない「アルファード」横目にファミリー層も獲得か
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!