新型アウディA1は旧モデルから大幅進化。今度こそミニと戦えるか?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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マラガ空港で待っていたテスト車、「A1スポーツバック 40 TFSI」に搭載されているエンジンは4気筒ガソリン直噴ターボで1984ccの排気量から最高出力200ps、最大トルク320Nmを発生する。6速Sトロニックと組み合わされたカタログ上のダイナミック性能は0-100km/hが6.5秒、最高速度は235km/hに達する。
5ドア(3ドアはこのモデルからキャンセルされた)に乗り込むと、すぐにキャビンが広くなっているのに気がつく。特に9cmも長くなったホイールベースのおかげでリアコンパートメントに余裕が出ており、2m近いドライバーが前席に座っても、後席のお客さんは極端に膝を曲げる必要がなくなっている。またトランクも通常で旧型よりも65L大きい335L、リアシートを畳んだ状態では1090Lの収納スペースが誕生する。
コクピット周りはドライバー正面のバーチャルコックピットの他にオプションで10.1インチのMMIタッチスクリーンが用意される。ドライバーに向かってオフセットされているこのモニターのソフトウエアは何と「アウディ A8」譲りで、操作性も品質も非常に高い。しかし、注意深く観察すると仕上げはきっちりしているが、プラスチック類の表面は固く触感は良くない。
郊外にあるアスカリサーキットまでのドライブでは、「ポロ GTI」 と同じ200馬力のパワーと320Nmのトルクは十分以上で結構楽しめそうだと思っていた。ところがスムースで快適なシフトフィールを提供する6速DCTを介した加速、そして高速領域でのドライブフィールは意外にも穏やかであった。それはシャーシが基本的に快適志向のセッティングであったからかも知れない。
しかし、コーナーではクイックで正確、加え路面からのフィードバックが確かなのでスポーティな攻めの走りを楽しむことは可能だ。旋回フィールはニュートラルで、速度が増しても前輪の動きを予知できる安全志向の特性である。すなわちこのA1はミニとは違って、たとえ200馬力のトップモデルでも家族の誰もがいつでもリラックスして、気軽に乗れるオールラウンドカーなのだ。
ドイツでは2018年11月から予約発売が開始されているが、現時点での日本国内発売予定や価格は未定である。
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