BMWの巨艦SUV「X7」ようやく登場。後発だけに充実した装備と完成度
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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シャーシは自動車高調整装置のエアサスペンションで時速130km、あるいはスポーツ・モードで標準より20mm低くなる。一方、オフロード・モードでは、スイッチ一つで車高は40mm高くなる。
コクピットはBMWの最新デジタルHMI「オペレーティングシステム7.0」が採用されている。いわゆるスイッチの数は極力減らされ、代わりに音声入力とジェスチャーコントロールが導入された。前者はメルセデス・ベンツですでに採用されているのと同じように「ヘイBMW」で起動、バーチャルのパートナーが「何かご用ですか」と返事をする。
X7はハイエンドSUVとしては当然のことながらADAS(先進運転支援システム)も充実しており、歩行者および自転車も感知可能な市街地緊急ブレーキはもちろん、渋滞アシスト付きクルーズコントロールではストップ&ゴー状態で30秒間も停止することが可能。加えてクルーズコントロール中は法定速度や追い越し禁止標識の検知も行なう。
利便性の面ではX7のオーナーはキーを探す必要がなくなる。NFC(ニア・フィールド・コミュニケーション)を内蔵したアンドロイド8.0以上のスマートフォンを鍵代わりに利用可能になったのだ。この他、この紙面では書き尽くせないほどのハイテクが満載されている。
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