ジープの末っ子「レネゲード トレイルホーク」。ややハードル高めな価格が惜しい
掲載 更新 carview! 写真:編集部 86
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快晴の2月某日、毎年恒例のJAIA(日本自動車輸入組合)主催の輸入車試乗会が神奈川県の大磯プリンスホテルで開催されました。短時間ではありますが、carview!編集が試乗してきた、輸入車ブランドのさまざまな試乗車の中から、注目モデルのショートインプレッションをお送りします。
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ジープ「レネゲード トレイルホーク」を編集が試乗しました。レネゲードはジープ5兄弟の末っ子で日本デビューは2015年。より都会的なSUVスタイルの「グランドチェロキー」や「チェロキー」、「コンパス」と違い、また「ラングラー」よりカジュアルなメカニズムとポップなデザインが特徴。同じFCAグループのフィアット「500X」はメカニズムを共用する兄弟でもあります。価格は387万円。
トレイルホークは2019年4月に追加されたグレードで、エンジンは1.3L 直列4気筒直噴ターボ。最高出力は標準モデルの151psより28psパワーアップされた179ps、最大トルクは変わらず270Nmとなっています。トランスミッションは9速ATで(標準モデルは6速DCT)駆動にはオンデマンド式の4WDを採用しています。
このクルマの最大の魅力はデザインではないでしょうか。ジープの原点「ウィリスMB」がモチーフだそうで、クラシックな意匠をうまくポップ化したデザインは特に若者にウケそうです。フロントバンパーやボンネットデカール、エンブレムなどがトレイルホーク専用装備で、特にフロントバンパーは標準モデルと比べてオフロード感が強調されています。また、最低地上高が標準モデルの170mmから210mmと40mm上げられています。
そしてトレイルホークのトピックは「ジープ アクティブドライブロー」と呼ぶ4WDと、それをコントロールする「セレクテレインシステム」の2つを備えていること。「AUTO」、「SNOW」、「SAND」、「MUD」、「ROCK」の5つのモードがあり、様々なシチュエーションに対応します。
ボディサイズは全長4255mm、全幅1805mm、全高1725mmと日本ではちょうどいいサイズといったところでしょうか。実車を目の前にしても大きさは感じませんが、高さがあるのでSUV感は強めです。運転席もアイポイント高めで見晴らしがよく、ボディの見切りがよいので取り回しは楽そうです。シートは前後席とも大ぶりで座り心地がよく、長時間乗っても疲れにくそうな印象でした。
走り出すと軽快。挙動全てに軽さを感じます。車重は1570kgありますが、ステアリング、アクセル、ブレーキ、各種スイッチ類などそれぞれのタッチの軽さと、パワーアップされたエンジンの影響かもしれません。ただし、ブレーキフィールはブカブカで効き具合を意識しながらの操作が必要でした。
ポップなデザインが魅力的なレネゲード トレイルホークですが、ややプラスチッキーなインテリアや細部のつくりには、387万円という価格相応とは言い切れない面もあります。せっかく若者ウケしそうなデザインなのに、400万円に届きそうな価格設定がハードルを上げてしまっているかもしれません。アメ車全体に言えるのですが、もう少し価格を抑えてもらえたら選択支に入りやすくなると思うのは編集だけでしょうか。
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