好調ボルボの原点が見られる本社ミュージアムで歴史を飾る重要モデルを堪能した
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:山田 弘樹
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いまや世界的に一番売れているボルボはSUVである「XC」シリーズ。しかしそれまでボルボのアイデンティティといえばエステートであり、本国スウェーデンではいまなおこの風潮が強い。それはスウェーデンで働く人々のライフスタイルに、このエステート・スタイルが一番マッチしていたからだという。普段は道具を満載し快適に移動できるバン・スタイルの実用車が、週末は家族と大自然の中で過ごすために使われる。
ちなみにステーションワゴンは「駅まで大きな荷物を持った家族や友人を迎えに行くクルマ」として北米で流行った呼び方。これがイギリスでは「地主が領地の中を移動するクルマ」としてエステートに変わるのだという。そしてボルボはこの「1台で2台の役割」を持つ二面性を“デュエット”と表現したのだった。意外やスウェーデン人のセンスはロマンチックである。
1960年代に入ると、ボルボは「安全性」を重要視する世代へと突入する。日本でも親しまれた「アマゾン」はセーフティケージと呼ばれるボディ構造を備え、そのステアリングには衝撃吸収素材が用いられた。またブレーキも2系統構造を持つデュアルマスターシリンダータイプとなった。
こうした安全性の高さは特に北米で大きく評価され、「200シリーズ」ではボルボ240をベースに'70年代の衝突安全などの新基準が作られたほどだった。そして当時の若き実業家や成功者たちに受け入れられていったのだった。高い安全性と直線基調のデザインはその後も北米では「インテリが乗るクルマ」として人気を博した。この勢いは700シリーズから800シリーズへと受け継がれ続け、日本でもクリームイエローの「850エステート」が高い人気を博した。
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