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AMG GT Sで富士スピードウェイを走る。果たしてその実力は?

限界ギリギリでは気難しいキャラクターも

AMG GTは日本で最も人気のあるレース、スーパーGTに出ているGT300のレースカーにも似た扱いやすさや速さを備えている。簡単な話が、自然と勝手に4つのタイヤを使いこなせるし、クルマのポテンシャルを引き出せる。その気になれば驚異的な速さを得られる。しかも各種電子制御装置が4つのタイヤを的確に使えるようにするだけでなく、車両の安定性までも保つので、試乗日は晴れだったが雨でも安心してサーキットを走れそうだ。

ちなみにその驚異的な速さとは、ある程度サーキットを走ったことがあり、速度への眼の慣れや、体に掛かる大きな走行エネルギーに耐えながらも的確な操作ができる方であることが条件だ。なぜなら富士スピードウェイの直線で、初めて乗った1周目からメーター読みで270km/hを軽く超える。こうしたトップスピードに乗ること自体、最終コーナーを相応の速度で曲がってきているから可能なわけだが、まずその速さを得る前に、身体的な限界を迎えてしまう方が多いと表現できる速さを持っているということ。これが今のスーパースポーツの世界であり能力だろう。

さらに一歩踏み込んだ話をすると、体が耐えられれば簡単に驚異的な速さが手に入ると言ったが、そこから先の限界ギリギリを使ったようなタイムアタック領域では、当然相応のシビアさは要求される。イメージとしてはタイヤが最後まで粘るように路面を捕まえているからこそ、滑った時には唐突であり、大きく滑る。まさに限界“付近”までは簡単に行けるが、限界“ギリギリ”を使おうとしたときに、突然乗りこなす難しさが出る印象だ。まさに今日のレーシングカーそのものであり、その最後を使いこなし乗りこなせたときの気持ち良さは、言葉にできないレベルにある。

もちろん、これだけスーパースポーツの世界観づくりを攻めているからこそ、エンジン音も気持ち良いし、すべての操作にダイレクトであることも言うまでもないだろう。最後にこれだけの運動能力が出せるからには、普通のクルマが採用しない様々な特殊な造りがあるのは当然であり、そこに触れていこう。そこを知ると、メルセデスの気合と技術力に驚く方が多いはずだ。

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