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新型Aクラスは乗り心地でゴルフに並んだ。高度な先進技術にも注目

やや片言の英語でもOKの音声認識が使える

そして今年から4世代目のAクラスにバトンタッチされる。基本的には先代と同じMFA(メルセデス・フロントドライブ・アークテクチャー、正確にはMFA-II)をベースにした4ドアハッチバックで、サイズは全長4.42m×全幅1.80m×全高1.44m、ホイールベース2.73mと先代よりもわずかに大きくなっている。

デザインはキープコンセプトながら鋭角的なヘッドライトから分かるように全体的にシャープな印象を受ける。加えてCピラーを細くして斜め後方の死角を低減させるなど実用性、安全性の向上も図られている。一方、12cm長くなったおかげでキャビンにはさらに余裕が生まれ、トランク容量は通常で370リッター、リアシートを倒せば1210リッターへと拡大する。

クロアチアの観光地スプリトで開催された国際試乗会で試乗したのは、新開発の1.4リッター(正確には1332cc)ガソリン・エンジン (M282)を搭載したA200で、最高出力120kW(163ps)、最大トルク250Nmを発生し、7速DCTと組み合わさって0−100km/hを8秒フラット、最高速度は225km/hに達する。

ドライバーズ・シートに座ると正面にはメルセデス・ベンツの上級車種でお馴染みの横長の10.25インチ・ディスプレイが2面繋がったスクリーン(オプション)がコンパクト・クラスとは思えない、ハイテックでハイグレードな雰囲気を醸し出している。話題のボイスコントロール「ヘイ、メルセデス」を含む新しいユーザー・エクスペリエンス(MBUX)も組み込まれている。

この音声入力は秀逸で、まず「ヘイ、メルセデス!」と声を掛けて起動、あとは自分の好きなフレーズで「オフィスまで!」とか「家に帰ろう!」さらには「食事がしたい!」、「寒いよ!」と言うだけで、レストランの紹介や、エアコンの温度調整までやってくれる。多少のブロークン・イングリッシュも許容してくれたのには驚いた。

さらにモバイルAPP「メルセデスme」を使ってのプライベート・カーシェアリングまで可能になる。つまり家族間はもちろん、友人の間で1台のAクラスを共同使用することができるのだ。

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