ジューク NISMO RS、GT-R・2015年モデル、改良フーガに一気乗り!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
ホールドのいいレカロスポーツシートに身体をはめ込んでスロットルを踏み込むと、ジューク NISMO RSは、見た目のイメージどおりの走りを味わわせてくれた。214psのターボエンジンは軽快に反応して、1410kgの車重を気持ちよく加速させる。
しかもその加速、よりスポーティに走りたければCVT任せにしないで、ステアリングホイールから独立したスポーツカーのような大型パドルで操作する8段マニュアルモードを駆使するといい。パドルの操作感が、なかなか小気味よいからだ。それに、適度に固められた4輪独立のサスペンションと、225/45R18サイズのコンチネンタルタイヤがもたらすフットワークも、爽快なものだった。
乗り心地は決して硬すぎず、普段の足に使える快適さを維持しながら、路面感覚を充分に伝えるステアリングを操ってのハンドリングは意外とシャープで、着座位置こそ高めだが、スポーティなクルマを走らせているという実感を、はっきりと感じることができる。ブレーキの効きとコントロール性のよさも、心地好いドライビングに貢献している。
そういえば数ヶ月前、かなり遠方のナンバーのジュークNISMOに乗ったシニア御夫妻に、箱根でお会いしたことがある。その時にドライバーのご主人、「このクルマ、長距離を走っても疲れませんよ」と言っていたのを思い出した。スタイリングはちょっとブッ飛んでいるけれど、ジューク NISMO RS、乗り手の年齢を問わないスポーティカーなのである。
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