ワゴンRがリッター30km 自動ブレーキも新設定
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
さて、なにゆえに去年リッター28.8km/LだったワゴンRを、30km/Lに進化させることができたのか? それはまさしくパソコンのアップデートにも似た最適化技術だ。
担当エンジニア曰く「スペーシアで進化したノウハウを投入した」そうで、基本技術は以前とほぼ変わらない。既に投入済みのスズキグリーンテクノロジー、つまり小型リチウムイオンバッテリーでプチハイブリッドカー効果を上げる「エネチャージ」や、保冷剤を使ってエアコンをムダに使わない「エコクール」などが中心。しかし、今回はさらにエンジンアンダーカバーを付けて空力を向上させたほか、アルトエコで投入したエンジンメカロス低減、つまりタイミングチェーンの細幅化やデフケースの軽量化、CVTとの協調制御でエンジンをより効率のいい回転域で使えるようにしてある。まさしくパソコンソフトをちょちょっとイジった程度なわけですよ。
で、実際の効果ですが、ぶっちゃけ体感として加速に関しては、去年9月発表のワゴンRとの違いはほとんどわかりません(苦笑)。速くなったというより、逆にCVTの制御が変わって心なしかエンジン回転が上がらなくなり、抑えられたかも? という程度。このあたりの改良は本当に微妙ですわ。
それよりバカ暑の現在ニッポン。明らかに素晴らしい! と思えたのは「エコクール」。エアコン内に蓄冷材を設置して冷やしておき、エアコンのコンプレッサーも止まるアイドルストップ時に生暖かい空気が出るのを防ごうというもので、コイツの効果は露骨に実感することができた。
普通のアイドルストップ付きグルマの場合。真夏、信号で止まるとものの10秒もしないウチに「もわ~」っと生暖かい空気が出てくるのですが、それがない! 厳密に言えば多少温度はぬるくなるが、かなり長いこと冷え効果をキープする。
結果、エンジン再始動時を確実に遅らせることが出来、エコというわけだけど、今の今だけに確実に効果あり! と分かった次第。
ちなみに前々から気になっていたのがエコクールの保温効果、つまり真冬は逆に暖かさキープ!? となるのかだけど、あっさり「いや、冬は機能しませんね。蓄冷材がヒーターコアより風上にあるので」とのこと。そもそもヒーターコア自体に保温性があるような気もするが、やはり夏限定商品だったのである。残念!
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタの新型EV『bZ3X』に採用、エアコン送風口に「超薄型レジスタ」…豊田合成が開発
電気自動車の新たな可能性を見出す痛快BEVスポーツ。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」ヒョンデ・アイオニック 5 N
「BEVは雪道に強い」はホントか。ボルボの後輪駆動BEV、EX30でモーター駆動制御の所作を体感
「これがジャガー?」ポップな丸文字ロゴに昔からのファンはビックリ! 英国の伝統「ジャガー」が新たに目指すものとは?
角田裕毅、F1開幕戦初日は4番手好発進! しかしチームも平常心「バランスも特に問題ない。集中し続けていくだけ」
光岡『ファイナル ヒミコ』発表、17年の歴史に幕 中古車ベースで生産
キモチいいステーションワゴン!──新型トヨタ クラウン・エステート試乗記
10%の英ドライバーは故障につながる、ある単純な部品を一度も点検していない!?
バイクのある日常をテーマにしたイラスト展「HAVEABIKEDAY.Vol.7」がユナイテッドカフェ世田谷店で3/19~31まで開催!
新しい「“マイナ”免許証」まもなく交付スタート! これまでにない「カード一体化」でどんなメリットがある? 「更新が楽」「ちょっと安くなる」ことも 特徴は?
ランエボ使いが[ドイツ製スポーツカー]を20年以上も相棒にした本当の理由ってなんだ?
「フォルクスワーゲン・IDバズ カーゴ」が「フリート ニュース アワード 2025」で「ベスト スモール バン」に選出
【実際どうなの?】「WR-V」オーナーのガチな本音…コスパは魅力的。でもやっぱり“割り切り”が必要!
「ジムニー」の“進化”を大胆予想。軽、3ドアのシエラ、5ドアのノマドときたら…次はピックアップトラックで決まり⁉︎
やっと出た「エステート」にもマット塗装追加! “ザ・クラウン”でしか買えない特別仕様車は今夏発売
【やっと】「エステート」発売。フルフラットな広大ラゲッジで史上最もアクティブなクラウン…635万円から
欲しくても買えない…注文殺到で長納期化の「ランクル」や「ジムニー」。なぜメーカーは増産しないのか?
レクサス「LM」が前年比477%増と売れまくり。1500万円超の高額車をヒットさせるトヨタの“したたかさ”
“トランプ関税”で次期シビックがメキシコ産から米国産に?「アメリカ・ファースト」が日本車に与える影響とは
【1年半遅れ】今春登場の新型「ムーヴ」…HEVナシ、20万円値上げも“スライドドア採用”で一発大逆転へ
「やっちゃえ日産」よ再び! 余計なお世話は承知の上で、今必要なのはe-POWERだけじゃなくてこんなクルマ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!