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【贅沢すぎ】160万円なのにコンセプトカー並のガルウイングを装備。ロードスターに負けた不運の名車「セラ」とは?

重いガルウィングのためにエンジンを開発

被せるボディはAXV-IIの具現化を目指し、ルーフ部にまで回りこむガルウィングドアとサイドガラス、そして大きな3次曲面リアガラスを組み込んだパノラミックハッチを採用した。ドアの操作性やボディ剛性、さらに安全性といった項目も重視し、幾度となくテストを繰り返す。

ガラス自体の遮熱性にもこだわった。全体のスタイリングも曲面基調で構成し、スポーティなフォルムに仕上げた。

エンジンは、当初はスターレット用の4E-FE型1.3L 4気筒ガソリンエンジンをそのまま流用する方向だった。しかし、計画変更を余儀なくされる。

ガルウィングドアの剛性確保やガラスを多用した結果、ボディが重くなってしまったのだ。外観はスタイリッシュでスポーティなのに、走りが悪いのは避けたい。

AXV-IIは当初からスポーティカーとして企画されておらず、パーソナルカーとして過不足なく走ればOKのモデルだった。それでも、トータル性能を重視するトヨタにとって、走りは重要なポイントだった。

開発陣は、4E-FE型の排気量アップを計画する。通常ならボアアップで対処するところだが、エンジニアが選んだ手法はロングストローク化だった。中低速トルクを厚くしやすく、ブロック剛性も確保できる。

結果的に開発されたエンジンは「5E-FHE型」と名づけられ、1.5L 4気筒DOHCガソリンエンジンは110ps/13.5kgmのパワー&トルクを発揮した。

(次のページに続く)

>>【画像】160万円の“手が届くスーパーカー”トヨタ「セラ」をチェックする

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