レクサスLXは悪路走破性と快適性を両立したフラッグシップSUV。どんな人が選ぶべきクルマ?
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 71
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 71
LXには、標準(1250万円)、オフロード(1290万円)、エグゼクティブ(1800万円)の3仕様が設定される。オフロードはスピンドルグリルが黒光輝塗装、フォグランプ周辺が漆黒メッキとなるほか、265/65R18サイズのタイヤ&ホイールが装着される。
エグゼクティブは、外観上はタイヤサイズが標準の265/55R20に対し、265/50R22となる程度の違いに留まるが、後席が他とは大きく異なる。5人乗り、もしくは7人乗りの標準、オフロードに対し、左右独立の4人乗り仕様となるのだ。後席はそれぞれ最大48度のリクライニングが可能で、座面角度を変えることもできる。特等席の左後席は、さらに助手席背もたれが前へ倒れ、同時にその背面からプレートが出てきて、レッグレストとなる。
このほか複雑な寄木細工のウッドパネルが用いられるなど、特別な仕立てとなっている。高速巡航時には眠気を誘うほどに快適で、リクライニングした姿勢でオフロードを試しても、身体が不快に揺さぶられることがなかった。だが短時間の試乗では、標準に対し550万円高い理由を完全には理解できなかった。LXは悪路走破性を優先し、ホイールベースが2850mmと全長に対し短いため、後席をリクライニングはできてもスライドすることができない。そのためエグゼクティブを名乗るには広さが足りない。後席住人を本当にもてなすならロングホイールベース版を検討すべきだろう。
LXは凄みさえ感じさせる悪路走破性をもつ。そしてこのレベルの悪路走破性をもつクルマとしては快適で、仕立てや装備の豪華さも申し分ない。ただし雪道以上のオフロードへ足を踏み入れるつもりがないという人(日本のラグジュアリーSUVユーザーは多くがそう)にとっては、この悪路走破性が過剰で、速さや燃費を悪化させ、コストとなってのしかかる。LXは紛れもなくレクサスのフラッグシップSUVだが、万人向けではない。単なるラグジュアリーSUVではないという点を理解し、さらに気長に待てる人が選ぶべきクルマだ。
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