新型「フリード」の最強グレードはe:HEV エアー。ダークホースはまさかの福祉車両! の理由
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 18
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もちろん、コストパフォーマンス重視ということであれば、ガソリン車を選ぶという選択肢もあります。
たとえば、ガソリン車の最上級グレードである「エアー EX」の6人乗り仕様と、ハイブリッド車のベースグレードである「e:HEV エアー」を比べても、「エアー EX」のほうが約16万円安価です。
ただ、ガソリン車の最大のメリットは、コストパフォーマンスよりもその走りの良さにあります。
近年のホンダ車がそうであるように、新型フリードも絶妙にチューニングされたサスペンションが路面の機微を上手にいなしてくれる点は非常に好印象です。さらに、背の高いモデルであるにもかかわらず、カーブ時のロールや高速走行時のふらつきなどもほとんど気になりません。
こうした点は、運転が不慣れなユーザーにとってもありがたいものであるだけでなく、乗員が酔いにくいといったメリットにもつながります。
新型フリードの足回りの良さは、ハイブリッド車にも見られるものですが、ガソリンエンジンと組み合わされることでその魅力はさらに増大します。
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新型フリードのガソリン車に搭載される1.5Lの直列4気筒エンジンは、「WR-V」にも採用されているホンダのなかでももっともベーシックかつ完成度の高いエンジンのひとつです。
新型フリードでは、特に低速トルクが太くなるようにチューニングされており、ハイブリッド車と比べても発進時に物足りなさを感じることはほとんどありません。
その反面、中高速の加速にはやや「抜けた感じ」がするものの、アクセルをしっかりと踏めば必要十分な走りを見せてくれます。
このように、新型フリードのガソリン車の完成度はかなり高く、「エンジン屋」と呼ばれ続けてきたホンダの矜持を感じるものに仕上がっています。
ちなみに、パワートレイン以外の機能装備はハイブリッド車/ガソリン車で基本的に共通しているため、使い勝手の面でガソリン車を選ぶデメリットはほとんどありません。
コストパフォーマンスを重視するユーザーはもちろん、コンパクトミニバンにも一定の走りの良さを求めるユーザーであれば、ガソリン車は最良の選択肢のひとつになる可能性があります。
(次のページで大本命のグレードを解説)
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