新型アコード、モーターを主役とする未来派ハイブリッドの実力は?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
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アコード・ハイブリッドの駆動システムに原理的にもっとも近いのは、大ざっぱには三菱アウトランダーPHEVで、よくいわれるように“ほぼ電気自動車(EV)”である。
そういうこともあって、今回のモーター出力向上は、実際の走りにも直接的に効いている。走行用モーターの最高出力は184ps、最大トルクは32.1kg-m。数値の向上は15ps/0.8kgmなので、もちろん「見ちがえるよう」とまではいわない。ただ、試乗した「EX」グレードの車重は従来より30kgほど軽くなったこともあって、自然吸気エンジンでいうと排気量を数百cc拡大した程度の上乗せ感はある。
それにしても、アコードの“ほぼEV”のダイレクトな加減速レスポンスはあらためて気持ちいい。普通のハイブリッドは裏側でモーターとエンジンが勝手に行き来するので、クルマとの一体感が削がれる傾向にあるが、アコードは積極的に運転しているかぎり、ハイブリッドというよりピュアEVなのだ。
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