レンジローバースポーツ 強烈V8とコスパのV6
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:望月 浩彦
走りのポイントは、やはりSUVとは思えない運動性能だろう。5リッターV8の走りがあまりにも強烈なためそちらにばかり目を奪われてしまうが、3リッターV6もかなりいい。自社製のV8から2本のシリンダーを削いだモジュラーユニットの素性はスポーティだ。
そして今回はそれにZF製8速ATが組み合わされた。FF用は9速もあるが、FRベースは8速となる。こいつの利点は燃費を稼ぐことと二酸化炭素排出量の低減だ。その意味でこのクラスのSUVを買うハードルは下がったと思う。2トン越えのボディを走らせれば燃費に期待できないのは、どこのメーカーも同じ。それが少しでも改善されれば御の字である。ちなみに、時速80キロ時にギアを8速に入れておけば、エンジンの回転数は1200回転程度ですむ。
ただ、3リッターV6を搭載したSEやHSEを気持ちよく走らそうとするなら、シフトをSモードにするべきだし、パドルシフトがあればそれを使って走った方がいい。5リッターモデルに通じるスポーティな走りが呼び起こされる。足回りの動きはさすがで、ロールを抑えながら高速でコーナーを駆ける。ステアリングに対するクイックなレスポンスは絶妙だ。それにエアサスの動きが不自然でないのも好印象。昨今、いろいろなメーカーのエアサスに乗るが、英国車のそれはセッティングが秀逸である。
といった感じの新型レンジスポーツだが、今回の試乗会ではディープな走りができなかったのは事実。英国での試乗会のようにクローズドエリアで大胆な走りを多くの人に体験してもらえたらこの実力をリアルに知っていただけるであろう。ただ、そこだけがこいつのすべてではないことも忘れてはいけない。このクルマが覚醒するフィールドはもうひとつある。そう、オフロードコース。そこまでのパフォーマンスを含めれば、ライバルは存在しない。こいつはオンリーワンのオフローダーである。
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