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【東京~京都はあり?】ボルボのEV「EX30」で500km走った〇と×。クルマは余裕、課題もある

先進的なインターフェースと心地よい運転感覚

ドアのロックを自分で解除したり、パワーユニットをドライバーの手でONにする必要などがいっさいなく、そしてドライバーの眼の前にはメーターパネルもないボルボ EX30へのコマンド(命令)は、多くの部分がセンターディスプレイへのタッチ操作か音声によって行われる。

これについて、古典的なつくりの車に慣れたドライバーである筆者は、数カ月前に初めてEX30を運転した最初の瞬間こそややとまどった。だがちょっと時間がたてば(UI設計がなかなか秀逸であることもあって)すぐに慣れてしまうもので、むしろ、さまざまなことを手動で行わなければならない古典的な我が愛車(といっても2023年製だが)を「古くさくて面倒くさい乗り物」とも感じるに至った。

>>ドイツ車にはない引き算的世界。EX30の北欧デザインをチェックする

そんなEX30を幹線道路で軽快に走らせつつ、首都高に乗り、そして東名高速道路へと入っていく。最高出力272psのモーターが最大トルクを発生させるのは5345rpmだが、市街地や幹線道路、あるいはやや混雑した高速道路を普通に走る際に使う低回転域でも十分以上に力強い。そして力の出方がきわめて自然であるため――つまり運転者の意思やアクセルペダルの踏み具合との妙な乖離がないため、とにかく心地良い気分で運転を続けられる。

エンジンやモーターの力の出方と「ドライバーの意思やイメージ」にズレが生じている車だと、何か必要があってグッとアクセルペダルを踏んだ際に気持ち悪さや不快感、あるいは物足りなさを感じる。で、そういった車はたいていの場合、足回りなどの感触もイマイチな場合が多いため、ドライバーは「今すぐこの車をどこかに捨ててしまいたい……」と思うに至ってしまう。

だがボルボ EX30は前述したとおり、モーターの力の出方と「ドライバーの意思やイメージ」との間にズレがなく、なおかつ「ソフトで快適な乗り心地ではあるが、山坂道などをハイペースで走ることも十分に可能」といったニュアンスのシャシーおよび足回りであるため、結論として「いつまでも運転していたくなる」という精神状態となるのだ。「今すぐ捨てたくなる車」とは真逆である。

(次のページに続く)

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