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【東京~京都はあり?】ボルボのEV「EX30」で500km走った〇と×。クルマは余裕、課題もある

買い物も週末のドライブもこれ1台でカバーできる

加えてEX30はインテリアのセンスもしゃれていて、リサイクル素材のニットとノルディコ(人工皮革)を使ったシートの肌触りやサイズ感も上々。そしてダッシュパネルの奥に水平に配置される、5つのスピーカーを内蔵した「サウンドバー」がら流れ出るharman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムの音質も極上であるということで、長距離ドライブはいよいよ快適になってくる次第だ。

>>ドイツ車にはない引き算的世界。EX30の北欧デザインをチェックする

さらに加えて言うなら、高速道路が空いたタイミングにおけるハイスピード巡航と、それに伴う高速コーナリングにおいても、ドライバーは安定感と痛快感が絶妙にミックスされた何かを感じることになる。そしてその際のパイロット・アシスト(ACCなどを中心とする運転支援システム)の働きやブレーキ性能に関しても何らの不満や不安はない。

もしも貴殿のお宅にボルボ EX30という比較的コンパクトな車が1台あれば、近所での買い物や送迎から、週末などにおける“お楽しみドライブ”に至るまでのほぼすべてを、かなり高い水準にてカバーすることになるだろう。そしてコンパクトなBEVであるボルボ EX30は、「ロングツアラー性能」においてもまずまず秀でている。

前述したとおりEX30のWLTCモードにおける一充電走行距離560kmであり、青山を出発する際の表示は450km。これぐらいの実スペックであれば、移動距離はせいぜい半径200km以内である場合が多い「週末などにおける移動」は、途中の急速充電なしでイケる場合がほとんどだろう。

東京基準の話で恐縮だが、週末の朝に都内を出発し、静岡県の沼津市まで家族で美味しい魚を食べに行き、ついでに海沿いの道を気持ちよくドライブしたうえで帰宅する――なんて使い方なら途中の充電なしで楽勝であり、なんなら目的地を沼津ではなく焼津にして、マグロ三昧の週末を楽しむのもいいかもしれない。

(次のページに続く)

>>【ボルボが路線変更】で最上級「XC90」が最新版に。EVの「EX90」が不安ならコッチでしょ

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