【東京~京都はあり?】ボルボのEV「EX30」で500km走った〇と×。クルマは余裕、課題もある
掲載 carview! 文:伊達軍曹 56
掲載 carview! 文:伊達軍曹 56
ドアのロックを自分で解除したり、パワーユニットをドライバーの手でONにする必要などがいっさいなく、そしてドライバーの眼の前にはメーターパネルもないボルボ EX30へのコマンド(命令)は、多くの部分がセンターディスプレイへのタッチ操作か音声によって行われる。
これについて、古典的なつくりの車に慣れたドライバーである筆者は、数カ月前に初めてEX30を運転した最初の瞬間こそややとまどった。だがちょっと時間がたてば(UI設計がなかなか秀逸であることもあって)すぐに慣れてしまうもので、むしろ、さまざまなことを手動で行わなければならない古典的な我が愛車(といっても2023年製だが)を「古くさくて面倒くさい乗り物」とも感じるに至った。
>>ドイツ車にはない引き算的世界。EX30の北欧デザインをチェックする
そんなEX30を幹線道路で軽快に走らせつつ、首都高に乗り、そして東名高速道路へと入っていく。最高出力272psのモーターが最大トルクを発生させるのは5345rpmだが、市街地や幹線道路、あるいはやや混雑した高速道路を普通に走る際に使う低回転域でも十分以上に力強い。そして力の出方がきわめて自然であるため――つまり運転者の意思やアクセルペダルの踏み具合との妙な乖離がないため、とにかく心地良い気分で運転を続けられる。
エンジンやモーターの力の出方と「ドライバーの意思やイメージ」にズレが生じている車だと、何か必要があってグッとアクセルペダルを踏んだ際に気持ち悪さや不快感、あるいは物足りなさを感じる。で、そういった車はたいていの場合、足回りなどの感触もイマイチな場合が多いため、ドライバーは「今すぐこの車をどこかに捨ててしまいたい……」と思うに至ってしまう。
だがボルボ EX30は前述したとおり、モーターの力の出方と「ドライバーの意思やイメージ」との間にズレがなく、なおかつ「ソフトで快適な乗り心地ではあるが、山坂道などをハイペースで走ることも十分に可能」といったニュアンスのシャシーおよび足回りであるため、結論として「いつまでも運転していたくなる」という精神状態となるのだ。「今すぐ捨てたくなる車」とは真逆である。
(次のページに続く)
>>ボルボの頂点SUV「EX90」は0-100=5秒、約1500万円の超クールなデザイナーズEV
【ボルボ EX30】>価格やスペックはこちら
>【平均総合評価4.3/5.0】ユーザーレビューはこちら
>専門家レビューはこちら
>みんなの質問はこちら
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
違いは歴然!! 新型[アコード]は気持ちいいクルマに! 更なる進化に向け今後期待したいことは?
新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
地球の自転を感じながら南へまっすぐ1000キロ走破! 赤土のアウトバックを時速120キロで爆走…受付閉鎖3分前にギリギリセーフ!!【豪州釣りキャンの旅_14】
ハジャルの起用は“育成プログラムのコンセプトの証明”。RB代表は「アイザックと裕毅は素晴らしいチームになる」と期待
アイザック・ハジャルがF1昇格。RBが2025年の起用を発表「チームのためにベストを尽くす準備はできている」
計29サイズ! ブリヂストンが新型タイヤ「REGNO GR-X III TYPE RV」を発売へ! ミニバン・コンパクトSUV向けに深みを増したタイヤとは!?
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
メルセデスAMG本社へはドイツ版新幹線「ICE」の1等車で! 優雅な旅を堪能できるかと思いきや、元気なオバサマたちに邪魔をされ…【みどり独乙通信】
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
【2025年もシークレットあるかも?】スバルがオートサロン出展概要発表 新色のBRZなど展示
【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
【究極系ノートオーラ】デザインも中身も本気な「オーテック・スポーツスペック」登場。NISMOとの違いは?
【色褪せない美しさ】レクサス「LC」改良。剛性アップで走りが深化、内装もゴージャスに…1405万円から
いつまで待たせる? レクサス「GX」北米25年仕様の登場で日本発売の期待高まる。気になる価格は?
トヨタ「ミライ」改良 黒のアクセントがキマってる10周年特別仕様車を新設定&グレード構成変更など
【裏返したジーンズを再現したシートカバー!?】 あの“ビームス”とコラボした日産の特別仕様車が6車種一斉発売
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!