【転売ヤー涙目】「フェアレディZ」納期改善で中古車価格が大暴落。損切り者続出で今後の展開は？

日産 フェアレディZ

今後「フェアレディZ」の中古車価格はどうなる？

では今後、フェアレディZの中古車相場はどうなっていくのでしょうか。先の業界関係者は次のように話します。

「メイン市場である北米では、ガソリンエンジンのスポーツカー人気が低下しており、フェアレディZの販売も芳しくありません。さらに、今後は『トランプ関税』の影響も受けると考えられます。

そうなると、日産としては日本国内向けの生産を強化するほかはなく、新車の供給量が安定すればするほど、フェアレディZの中古車相場は下落することになります。もちろん、『大排気量のガソリンエンジンを搭載したスポーツカー』という点において、フェアレディZは希少な存在です。

近い将来、そうしたモデル自体が消滅する可能性が高いことを考えると、フェアレディZの中古車相場が極端に下がることもないと思います。ただし、少なくとも『転売』で利益が出るような時代は終わったことは事実です」

なお、日産のもう一つの象徴である「GT-R」は、2025年8月をもって生産終了となることが発表されています。しかし、それをうけても中古車市場における相場は大きく変動しておらず、新古車でも新車価格と同水準の個体が目立ちます。

フェアレディZについても、各種法規制の問題から2026年頃をもって生産終了になるといううわさも聞こえています。GT-Rの状況を見る限り、もしフェアレディZが生産終了となった場合でも、中古車相場が大きく変化することはないのかもしれません。

（終わり）

（写真：日産）