登場から3年経った日産「サクラ」の販売状況…「デザイン」「安全装備」に高評価も、ライバル参入ですでに陳腐化？

日産 サクラ

登場から3年ですでに陳腐化の兆候も？

これらを踏まえると、サクラはコストパフォーマンスと先進装備の両立を実現した軽BEVといえるでしょう。

N-ONE e:がデザイン性や個性を重視したモデルとして位置づけられる一方で、サクラはより“日常で使いやすい電気自動車”としての実用性と安心感を前面に打ち出しています。

実際にサクラを購入したユーザーからは、「軽自動車とは思えないほど装備が充実している」「街乗り中心なら航続距離も十分」「用途に合致していれば非常に扱いやすい」といった声が寄せられ、日常の軽BEVとして高く評価されていることがうかがえます。

一方で、2025年10月の軽四輪車販売台数を見ると704台で前月比49.2％と減少しており、販売は落ち着きつつある様子がうかがえます。

BEVは技術進歩が著しく、新しいモデルほど性能面で優位に立つ傾向があり、さらにガソリンモデルとの激しい競争にさらされます。登場から3年で早くもユーザーが古さを感じているという面もあるのかもしれません。

（終わり）

（写真：日産、ホンダ）