登場から3年経った日産「サクラ」の販売状況…「デザイン」「安全装備」に高評価も、ライバル参入ですでに陳腐化？

日産 サクラ

日産サクラの現在の販売状況は？

ある日産の販売店担当者は、サクラの販売状況について以下のように話します。

「サクラへの問い合わせは現在も多いものの、発売直後の反響と比べるとやや落ちついてきています。

それでも依然として関心が高く、とくに『デザイン性の高さ』は多くのお客様から評価が高い部分です。また、259万9300円〜という手の届きやすい車両価格に加え、ランニングコストの低さも購入理由のひとつとなっています。

国の補助金57万4000円、エコカー減税1万5600円（Gグレードの場合）、さらに東京都在住であれば自治体補助金75万円が加算され、総額で約134万円も安く購入できるケースもあり、購入のハードルは大きく下がります。

さらに、実際に試乗したお客様からは『軽自動車とは思えない』といった声も寄せられています。

一方で、WLTCモード180kmという航続距離については、不安視する声も少なくありません。特に、長距離移動が多い方やファミリー層からは『新型リーフのほうが良いのでは？』（WLTCモード685km～）という意見もあり、用途に応じて分かれている印象です。

そのため販売店側としては、お客様の使用頻度や移動距離、充電環境などを丁寧にヒアリングしたうえで、サクラとリーフのどちらが適しているかを提案しています」