次期型718ボクスターに早くも試乗。ダウンサイズターボの実力は？

隊長のアレックス・エルンスト

快適装備のチェックも大切な仕事

我々が到着した時はマイナス6度という暖かさだったが、それでも翌朝はマイナス11度まで下がり、テスト・チームはルーティーンの窓ガラスに張り付いた氷の除去を素早く終えると、町の中央にあるホテルから郊外のテスト・ルートへ向かう。

「こうした何でもないような移動時でも、実は一般ドライバーの通勤状況をシミュレートしています。ヒーターやデフロスターの効き具合や、シートヒーターの温度上昇、それにステアリングホイール・ヒーターもチェックしますよ。スポーツカーのポルシェも快適性は無視できません。実は、これは私の専門外ですがね！」。最初にドライブしてくれた、シャーシ担当のヨアヒム・マイヤーは笑った。