トヨタ ヴェルファイア おすすめは装備の充実した4気筒ガソリンのゴールデン アイズ II
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 242
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 242
「ヴェルファイア」はトヨタの最上級ミニバンのひとつで、現在かなりの人気を集めているトヨタ「アルファード」と多くの部分を共用する兄弟車。2008年にアルファードが2代目へとフルモデルチェンジされる際に、当時あったトヨタの「ネッツ店」向けのモデルとして登場しました。「上品さ」「洗練」といったあたりがキーワードとなっていた当時のアルファードに対し、ヴェルファイアは「力強さ」のようなニュアンスが重視されています。
現在販売されているのは2015年1月に登場した2代目で、エクステリアデザインのテーマは「大胆不敵」。そのテーマどおりの二段ヘッドランプと豪快にメッキされたフロントグリル、そしてまるでラッセル車のような形状のアンダーバンパーという組み合わせは、好き嫌いや賛否両論はあるでしょうが、たしかに大胆不敵なイメージです。
パワーユニットは、2.5L直4と3.5L V6の両ガソリンエンジンと、2.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの計3種類。
2017年12月のマイナーチェンジでフロントを中心にデザインが変更され、よりアルファードとの差別化が図られました。またこのとき、予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」の第2世代版が全車に標準装備され、さらにリアクロストラフィックアラートやブラインドスポットモニターも標準装備またはオプション装備として用意されるなど、安全運転支援の強化が図られています。
そして2018年10月には一部改良が行われ、駐車場などでのアクセルの踏み間違いなどで起こる衝突事故の被害軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ<静止物>)」を全グレードに標準装備しました。
そのような形で進化を遂げてきたヴェルファイアですが、2021年4月にアルファードの一部改良が行われた際、ヴェルファイアのグレードは大幅に整理されてしまい、現在新車として購入できるトヨタ ヴェルファイアは下記の3グレードのみとなっています。
・ゴールデン アイズ II
(2WD・7人乗り)|424万円
・ゴールデン アイズ II
(4WD・7人乗り)|449万5000円
・ハイブリッド ゴールデン アイズ II
(E-Four・7人乗り)|508万8400円
それまでは各種あったヴェルファイアのグレードが大幅に縮小された理由は、「兄弟車であるアルファードと比べて今ひとつ売れていないから」です。
現行型が発売された2015年の時点ではアルファードよりもヴェルファイアのほうが断然売れていて、翌2016年も、販売台数はヴェルファイアのほうが上でした。
しかし2018年1月のマイナーチェンジを境に逆転現象が起き、その後はアルファードが優勢に。
そして2020年5月には全国のトヨタ販売店が統合され、「どこの販売店であってもすべてのトヨタ車が買える」という状況になったため、売れていたアルファードはよりいっそう売れ、苦戦していたヴェルファイアはよりいっそう苦戦するようになりました。2020年の販売台数はアルファードが6万7823台であったのに対し、ヴェルファイアは3万1203台。要するにダブルスコアの大差が付くようになってしまったのです。
そのため、トヨタは(おそらくは)ヴェルファイアのモデル廃止も視野に入れながら、2021年4月にヴェルファイアのグレードをバッサリと整理したのです。
写真はヴェルファイア GOLDEN EYES II(ガソリン車・2WD)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ホンダの軽バン“特別仕様車”がスゴイ! 「ブラウン」シートの豪華“オシャ内装”採用! 「丸目レトロ」な「N-VAN スタイルプラス ネイチャー」とは
もはや「お客様 = 神様」ではない? でも、そんな“お客様”に食べさせてもらっているのもまた事実! バス運転手の目線で考える
クルママニアに通じる「FD3S」「GRB」「R34」「ZN6」などの型式呼び! ところでその前に付く「E」とか「3BA」は誰も呼ばないけど一体なに?
東京海上HD、次期社長に小池昌洋氏の昇格内定を発表 6年ぶり社長交代
【チューンナップマスタング】フォードのアイコンモデルを走るダンサーに変身「スティーダQ767」の走りとは?
4代目ポロは「小さなゴルフ」へと激進化【フォルクスワーゲン ポロ誕生50周年(4)】
【中国】トヨタ新「“クラウン“ヴェルファイア」発表! “超豪華”「王冠仕様のミニバン」! 豪華内装の“ダーク”な「インクゴールド」登場
18年前に登場したアメリカン・スーパーカーは驚異の1000馬力超え! オークションでは“億超え”必至 世界でたった3台の特別な「サリーン」とは
一桁数字やゾロ目ナンバーだったら超絶リッチ確定! マレーシアでお金もちに大人気のアルファード事情
東京~山梨の“最大の難所”に「長さ3.3kmの新トンネル」建設中!? 国道20号で進む「新笹子トンネル」改良プロジェクトのスゴさとは
普通自動車MT免許で乗れるハーレーダビッドソン 「トライグライド ウルトラ」「ロードグライド3」2025年モデル発表
寒波到来! 愛車を守るための冬メンテチェックリストTOP3~カスタムHOW TO~
「サクラ」よりおトク。航続距離もサイズも絶妙に“日本向け”なヒョンデの本命「インスター」登場
軽さは正義。660ccターボ×5MTのダイハツ「ミライース GR SPORT」は今すぐ市販OKな完成度…あとは「皆さんの声次第」
“中国の都市部”で日本車が苦戦の理由。中国メーカーの本当の恐ろしさは“弱肉強食とスピード”にある
【1/23発売決定】ホンダ「シビックタイプR レーシングブラックパッケージ」登場、価格は約600万円
Z世代のカスタムカーはサイバーバーパンク。三菱公式・メタルギアの世界を表現した「アウトランダー」の可能性
【もしかして800万円超え?】500台限定のSTIコンプリートカー「S210プロトタイプ」の内容がすごかった
【マツダ6復活!?】新型「マツダ6e」が欧州で初公開。流麗な大型セダン日本導入の可能性は?
【見た目でヤラれそう】BMW「M5」の豪華パッケージ仕様はクルマ好きに刺さる“視覚のギミック”が別次元
ミッドシップ4WD×新開発2.0Lターボ。「GRヤリス M コンセプト」は何モノ? 市販化は? 開発主査を直撃した
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!