フォード・クーガに試乗 掘り出し物の予感！

掘り出し物の予感

少々申し訳ない例えだが、これだけナイスなブランドモノが出回り、かつ不況ともなると、つい似たようなセレクトショップの商品に手を出してしまいたくなる瞬間がある。グッチに似たユナイテッド△ローズのバッグ、バング＆オルフセンに似たイケ×の家具…似たようなと言うのは失敬、ホントに似てるわけではないが、近いムードと品質でブランドもあり、かつお手軽価格の商品に目がいくということだ。

フォード、特にヨーロッパフォードのクルマには、時折そういう匂いの“掘り出し物”がある。で、今回のフォードジャパン、ン年ぶりのオールニュー輸入車、「クーガ」は最初からピンと来た。特に300万円台前半という価格を聞いてピンと来た。「これは久々に掘り出し物かもしれない」と。

ジャパンはなにしろ数年前に、ヨーロッパフォードの輸入をやめているのだ。基本アメリカフォードしか入れてなかったのだ。その誓いを破ってまでの欧州モノ。よほどの魔力か魅力があるに違いない。

ちなみにクーガは大昔のクーペ、マーキュリー・クーガーとは全く違う。こっちは動物のcougarで、今度のクーガは造語のKUGA。そもそもクーペではなくシティ派SUVだ。果たして不肖・小沢の予感は当たるだろうか…