スマートed試乗。EV優先か水素優先か、世界と日本の温度差が気になる
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
今回テストしたニュー「スマート エレクトリック ドライブ」であれば2ドアで2万1940ユーロ(約262万円)、そして4ドアのフォーフォーは2万2600ユーロ(約278万円)なので補助金を考えれば1リッターのコンパクト・クラスと同等にはなる。ただし、スマートのエントリー・モデルよりは90万円以上も高いので、環境保護の御旗を振るには正直、ちょっとした覚悟がいる。
欧州バージョンのスマート・フォーフォー・エレクトリックドライブ(タイプ453)に搭載されている交流モーターはルノー・ゾエから移植されたものと同じで北フランスのクレオンにあるルノー工場で生産される。最高出力は60kW(82馬力)、最大トルクは160Nmを発生、ゾエとは違って搭載位置はリアアクスルの上で、後輪を駆動する。
また動力源はLG製のパウチ・タイプ・セルを96個収納した17.6kWhの電力量を持つリチウムイオン電池で、パッケージやマネージメントはドイツ・ザクセン州にあるダイムラーの子会社「ドイッチェ・アキュモーティブ」が担当している。ちなみに保証は8年または10万kmと一応の安心感を与えてくれる。
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