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【脇役フェラーリの魅力】これなら手が届くかも?と思わせた「モンディアル8」は“ビジネスマンが乗れる”フェラーリだった

走りはちょっぴりジェントル、刺激度はそこそこ

走りは、それほど鮮烈ではなかった。モンディアル8は確かに扱いやすかったが、絶対的なパワーが少し足りなかった。魅惑的なサウンドに酔いしれながら、適度にアップテンポなクルージングを楽しむのが似合っていた。

しかしこれは、フェラーリの狙いだったのかもしれない。あまりに濃密な走りの世界を構築してしまうと、ビジネスマンズ・エクスプレスとしてはトゥーマッチになってしまう。モンディアル8の走りは、日常使用に最適な刺激性を計算した結果だった。

とはいえ、ユーザーがフェラーリに求めるのは日常性ではない。モンディアル8は、ユーザーの求めに応じパフォーマンスを増強する。

1981年には、各気筒4バルブ化で240ps/26.5kgmにパワーアップし、「モンディアル・クアトロバルボーレ」として登場。1985年には排気量を3.2リッターに拡大し、270ps/31kgmにまでスープアップする。

1988年には2シーター系に先駆け3.4リッター(300ps/31.6kgm)を積み、エンジンとトランスミッションを縦置きに変更。運動性能を高めた「モンディアルt」に進化する。

モンディアル8は、オープン化にも積極的だった。1983年にはクーペボディに加え、フルオープンのカブリオレボディを追加。カブリオレは2+2キャビンはそのままに、爽快さと華やかさをプラスし、クーペとは別種のモデルとして人気を博した。

モンディアル8は、2シーターの308GTB/GTSなどを「主役」とすると「脇役」だった。それだけに、かつての中古車価格は比較的リーズナブル。頑張れば買えるかも!? と思わせるフェラーリだった。

現在では、モンディアル8も高価になってしまったが、なんとなく身近に感じるフェラーリである。

(終わり)

(写真:フェラーリ)

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