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デミオの走りの完成度 スカイアクティブの哲学

デミオへの搭載は予定外だった!

地に足が…と何度も繰り返したが、それは単にコツコツやっているというだけの意味ではない。イノベーティヴな精神、豊かな想像力が無ければ、一歩先へ進むことはできないのだ。

デミオに搭載されたSKYACTIV-Gと呼ばれる1.3リッターガソリンエンジンに関して言えば、最大のポイントは14.0という世界でも例を見ない高圧縮比を実現したことが大きなポイントである。圧縮比(膨張比)を高めることは、エンジンの効率を向上させること。しかし、ある一定の値以上になるとトルクが落ち込みノッキングが起きてしまう。普通なら、そこで話は終わりとなる。

しかしマツダの開発陣は、ここで「更に圧縮比を高めたらどうなるのか」を検証した。そして、圧縮比がある高さを超えると、そこから先ではトルクの落ち込みが緩やかになることを突き止める。つまりノッキングにさえ対処できれば、更なる高圧縮比化にはメリット有りと掴むのである。

無論、それとて簡単に成し遂げられたわけではない。しかし肝心なことは、そもそも従来の常識を超える高圧縮比化を達成しようと考えなければ、話は始まりもしなかったということである。テクノロジーも素晴らしいが、その背景にある常識にとらわれないイノベーティヴな発想こそ賞讃すべきだろう。

当初予定になかったデミオへの搭載にあたっても同じことが行なわれた。使えるのはSKYACTIV-Gだけ、しかも搭載を予定していなかった車体との組み合わせで、いかにインパクトのある燃費を達成するか。立ちはだかる難問を開発陣は見事にクリアしてみせた。SKYACTIVのモノづくりの精神は、ここでも一貫していたのである。

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