スペシャルサスキットは151万円。初期の日産GT-Rもカバーするニスモチューニング
掲載 更新 carview! 文:小林 秀雄/写真:市 健治
掲載 更新 carview! 文:小林 秀雄/写真:市 健治
そしてCRSのハイライトとも言えるパーツが「スポーツサスペンションキット」だ。「GT3」や「N アタック パッケージ」で実績を積み重ねてきたオーリンズ製をベースとするニスモ仕様オリジナル4ウェイダンパーで、サーキット走行に照準を合わせたセッティングが施されているというが、CRSのコンセプトである「サーキット走行を1日楽しみ、自走で帰宅できるクルマ」を体現するように、ツインリンクもてぎの外周路をごく普通のスピードで走るだけでも乗り心地のよさを体感できる。
伸び側と縮み側の減衰力をそれぞれ低速側40段、高速側50段で調整することが可能な4ウェイダンパーに加え、キャンバー角を変更する「フロントアッパーリンクセット」、リヤ側に3段階のレート調整機構を備える「スタビライザーキット」も装備。リヤの追従性が格段に高まり、四輪でビタッと接地するフィーリングは最高だ。前後に備わるLSDの効果も高いと見えて、俊敏なターンインを実現。2月に富士スピードウェイで行われた開発テストにおいては、約1.5秒のタイムアップを実現したそうだ。
同乗走行を担当してくれた柳田真孝選手に聞いてみても、やはりサスペンションの貢献度はかなり大きいとのこと。「今回の試乗コースであるツインリンクもてぎ北ショートコースのような狭いサーキットでも、ノーズを向けたい方向にすっと向けられるため自信を持って攻めることができます。路面追従性が高くて、コントローラブル。この感じは初期のR35 GT-Rにはなかった味で、まるでGT-R ニスモに乗っているような感じです」と解説してくれた。
発売から年数が経ち、中古車の流通も増えているR35 GT-R。それらを購入した後に、サーキットでの走りを存分に楽しむため、リフレッシュとバージョンアップを同時に実現させたいという人にとって、ニスモのCRSは魅力的な選択肢となるに違いない。ただし、スポーツサスペンションキットだけでも工賃込みで151万円と、価格もスペシャル。効果を実感できることは間違いないので、それだけの予算を用意できる人は、ぜひニスモの門を叩いてみては。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
【あなたはどっち?】クルマの購入は計画的に! 買うなら「ローン」か「一括」か問題を考える
クルマ好き男性にそっと教えてあげたい。同乗女性からの“格付け”をガタ落ちさせる「ヤバい仕草」4選
【すでに販売枠終了の噂】新型「GRカローラ」日本初公開。台数制限ナシでもまた買えないのか…?
【アルヴェルオーナー必見】「レグノ」の新作「タイプRV」は、後席の快適性爆上がり+運転も楽しめるタイヤだった
【高性能なだけではダメ?】新型GRカローラが先輩GRヤリスを超える“伝説の名車”に育つ鍵はナラティブ(物語)にあり
【今さら聞けない】車好きが得意げに語る「FF・FR」って何ソレ? 雪道で四駆が強い理由も解説
GRスープラ“最終仕様”日本初公開に「カッコいい」「生産終了が惜しい」の声…300台限定で今春投入
【本当はどうなの?】再々販「ランクル70」オーナー評価…燃費、盗難など「不便」は当り前。MT待望論も
【BEV戦略は撤回】ボルボの頂点「XC90」が末期でも大幅改良の背景。BEVより注目度も高そう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!