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BMWと天才バカボンのコラボは男の車マニア時代の終焉を意味している

主人公はバカボンパパではなくママ

タイトルは「うちのクルマは天才なのだ」。あの天才バカボンを海外コミック風にリメイクし、そのうえでハリウッド映画風に実写化されたバカボンファミリー(演者は白人俳優)が、新型BMW 1シリーズを使ってさまざまなシーンを演じるというのがCMおよびムービーの基本骨子。

本作の主人公はバカボンパパではなく、パパの言動に振り回されがちなバカボンのママだ。「もしも多忙なママを手助けしてくれる天才的なクルマが現れたら、バカボンたちの日常は一体どう変わっていくのか?」というコンセプトのもと、日常のさまざまな場面で新型BMW 1シリーズの機能(リバース・アシスト機能とか)を使いこなすママの姿を見たバカボンパパが、思わず「うちのクルマは天才なのだ」と自慢するという内容になっている(そして最後に「That’s All Right=これでいいのだ」という例の決めゼリフをカマす)。

このプロモーションでBMWが訴求したいのは、新型BMW 1シリーズの優れた機能と、同車が「日本の女性の毎日を変えるクルマである」というメッセージだという。

……BMWよ、お前もか? 小ぶりで比較的安価な1シリーズ限定の話だとはいえ、お前もやっぱり今の時代は「車好きの男」など眼中になく、「一般的な女性」を主たるターゲットとし、そこに媚びようと考えているのか? オレは……オレは、ひとりの車好きな男としてちょっと寂しいぞ! ……との思いが、冒頭付近で申し上げた「男の車マニアの時代は完全に終わったんだな」という見解の出発点であった。

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みんなのコメント

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  • 2021/7/24 20:25

    違反報告

    今の時代だといろいろコンプライアンスだなんだとかで煩いけど、ある程度の数の人はバカボンとバカボンのパパって「頭が弱い人」っていうイメージだと思う。

    それが高級外車のイメージが強いBMWに起用ってすごく違和感あったし。

    まぁこういうコメントを書いている自分も少なからず差別意識があるからなんだろうけど。

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