フィットの内装は選ぶタイプで変わる。多彩な選択肢をチェックしてみよう【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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フィットは2001年に発売され、2020年には3回目のフルモデルチェンジが行われています。現行フィットは、先代よりさらに室内空間が広く、使い勝手も向上されました。コンセプトが異なる5つのタイプバリエーション展開となり、それぞれシートの素材・色など内装に違いがあります。
自分に合ったグレードはどれなのか気になる方もいるのではないでしょうか。この記事では、フィットの内装について解説しますので参考にしてください。
フィットは、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用しています。室内空間を広くとっているため、どの席に座ってもゆったりとできるスペースが確保されました。また、荷物のサイズに合わせたシートアレンジができ、さまざまな場面で活躍します。
この項目では、室内空間や収納、荷室について解説しますので参考にしてください。
フィットは、生活して行く中でさまざまな場面にぴったりフィットするように、という想いが込められ命名されました。燃料タンクを前座席の下に設置するホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し、広い室内空間を実現しています。
前席には人の骨格を研究し開発した「ボディスタビライジングシート」を採用しました。新フレーム構造や新サスペンションマットが採用され、安定した姿勢を保てるため、長時間のドライブでも疲れにくいシートです。
後部座席は前座席の背中部分がカーブ状に凹んでいることで、足を組み替えられるほどのスペースがあります。厚みのあるパッドが使用され座り心地を向上させていることや、肘・膝が当たりやすい箇所に柔らかいパッドが採用されている点も特徴です。
フィットは全長が4,000mm前後と、コンパクトカーの中でも比較的車体サイズが小さい車種です。そのため、小回りが利き街中や狭い路地、駐車場でも取り回しがしやすくなっています。e:HEV BASICの車体サイズと最小回転半径は、以下の通りです。
車体サイズ(全長×全幅×全高):3,995mm×1,695mm×1,515~1,540mm
最小回転半径:4.9m
荷室は重たい荷物でも楽に積めるよう、テールゲートの開口幅を最大限に広くしています。またシートアレンジが多彩で、車の利用シーンに合わせたモードに自在にアレンジ可能です。
後部座席を倒すと自転車が積めるほど広くなります。
後部座席に加え助手席を倒すとサーフボードなどの長い物を楽に積むことが可能です。
後部座席の座面を跳ね上げると運転席後ろのスペースが広くなり、高さのある荷物を積むことができます。
フィットの収納は機能的で使いやすく、車内の至る所に配置されています。収納は以下の通りです。

画像:ホンダ技研工業
フィットには5つのタイプバリエーションが設定され、車を利用するスタイルに合わせて選択できます。内装はグレードのコンセプトに合わせ、シンプルデザイン、上質デザイン、アクティブデザインなどさまざまです。
この項目では、タイプごとのインテリアカラーやシート素材について解説しますので参考にしてください。
BASICはエントリーグレードで、加飾が少なくシンプルなデザインが印象的です。インテリアカラーはブラックのみ、シート素材にはファブリックが使用されています。
シンプルな内装でありながら、テーブルコンソールやスマートフォントレー、インパネアッパーボックスなど、便利な装備が備わり収納には困りません。また、5つのグレードの中で唯一、助手席インストルメントパネルにソフトパッドではなくハードプラスチックが採用されています。
HOMEは質感が高く、上質な内装が魅力です。インテリアカラーはブラックもしくは有料オプションのライトグレーから選択でき、コンビシートが採用されています。
コンビシートはプライムスムース×ナチュラルテキスタイル、ソフトパッドにはプライスムースが使用されている点が特徴です。ステアリングホイールは、本革巻きで上質さが際立ちます。
HOMEからスマートフォントレーに照明が採用されるなど、BASICとは異なる装備も魅力です。
RSは、デザインや走りの質にさらにこだわりが詰められています。専用のドライブモードスイッチにより「NORMAL」「SPORT」「ECON」からモードを選択して走行可能です。また、ステアリングに設けられたパドルを操作して、減速の強さを4段階で調整できます。
RS専用となる3本スポークの本革巻きステアリングホイールも、よりスポーティーさを感じられるポイントと言えるでしょう。
CROSSTARは、専用のグリルやバンパー、ホイールなどSUVの要素を加えたグレードです。内装は基本的にNESSと同様の仕様ですが、インテリアカラーはブラック×グレーのみとシンプルで、アクセントカラーは施されていません。
シートには撥水ファブリックが使用され、照明付きのスマートフォントレーやフルオートエアコンやUSBポートなど充実した装備がそろっています。
LUXEはフィットの最上級グレードです。インテリアカラーはブラウンとブラックから選択でき、シートはメインに本革・一部には合成皮革が使用され、上質な雰囲気を楽しめるでしょう。
本革巻きステアリングホイールやソフトパッドにはプライムスムースが使用されるなど、他のグレードにはない高級感です。なお、LUXEのみステアリングヒーターやワイヤレス充電器が装備されています。

【関連記事】大きく変わった「ホンダ フィット」、ガソリンよりハイブリッドを推す理由とは?
フィットはシンプルなものから高級感ある内装までそろっているため、グレード内でも内装の選択肢が多いことが魅力です。しかし、デザインが魅力的でも運転のしやすさや燃費の良さを確認する必要もあります。
この項目では、内装以外のフィットの特徴を2つピックアップして解説しますので参考にしてください。
フィットは視界が広く設計されており、死角が小さく運転しやすい点が特徴です。フロントピラーを先代の半分ほどの細さにし、前方を見渡しやすくしています。また、右左折時の対向車や歩行者の確認がしやすいため、安心して運転が楽しめるでしょう。
細いフロントピラーはガラスを支えるもので、ドアミラーからルーフに伸びている2本目のピラーで衝突安全性を確保しています。視認性もよく安全性も保たれた造りです。
フィットには、ガソリン車とホンダ独自の次世代2モーターハイブリッドシステムである「e:HEV」が設定されています。e:HEVは力強い走りと環境性能を高め、高い燃費性能を実現させたエンジンです。
2つのモーターと高効率のエンジンを組み合わせているため、走行場面に合わせてモーターとエンジンを使い分けることができます。ベースグレードのe:HEV BASICでも、WLTCモードで25.4km/L~30.2km/Lと燃費性能は抜群です。

画像:ホンダ技研工業
内装デザインが豊富で使い勝手の良いフィットは、ガソリン車とe:HEVが用意されています。エントリーグレードと最上級グレードでは100万円ほど異なるため、悩む方もいるのではないでしょうか。この項目では、新車価格と合わせて中古車価格も解説します。
フィットのガソリン車の新車価格は、以下の通りです。
BASIC:159万2,800円~179万800円
HOME:182万6,000円~202万4,000円
RS:195万9,100円
CROSSTAR:207万2,400円~227万400円
LUXE:214万9,400円~231万4,400円
(2023年6月時点の情報です)
フィットのe:HEVの新車価格は、以下の通りです。
e:HEV BASIC:199万7,600円~219万5,600円
e:HEV HOME:217万5,800円~237万3,800円
e:HEV RS:234万6,300円
e:HEV CROSSTAR:242万2,200円~262万200円
e:HEV LUXE:249万9,200円~266万4,200円
(2023年6月時点の情報です)
新車では車両価格に加え、メーカーオプションを付けると費用が高くなり予算オーバーしてしまうことも考えられます。そのため、フィットの購入を低予算でお考えの方は、中古車の検討も視野に入れると良いでしょう。
フィットの中古車相場は95.8万円~291.8万円と、100万円程度から購入可能です。中古車であれば、予算内でワンランク上のグレードやメーカーオプションがすでに付いているものを購入することもできます。(2023年6月時点の情報です)
フィットのオーナーレビューでは、内装について高評価が多くあります。みんカラでは『内装にも凝っていて、乗っていて楽しいです。』というレビューの他、『燃費・積載性・後部座席の広さ、万人向けで全てにおいて高レベルにまとめられてる』というレビューもありました。
グレードごとに異なる内装、室内空間の広さから燃費まで評価が高く、日々の運転を楽しめます。
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