10年落ちの中古車って乗れるのか。安い車を購入する時のポイント【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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年式による特徴を理解して10年落ちの中古車の購入を決めた場合は、中古車選びの段階に入ります。
10年落ちの中古車を探す際のポイントとして、以下で紹介する6点について把握しておくと良いでしょう。
何よりも最初に決めておきたいのは車種です。軽自動車が欲しいのか、セダンやSUVに魅力を感じているのか、あるいはスポーツカーを狙っているのか、需要は人によってさまざまです。
お手頃価格の中古車が欲しいのであれば軽自動車やコンパクトカー、ファミリー向けやアウトドア用に使用することを検討しているのであればミニバンやSUVが良いでしょう。
なお、10年落ちともなるとどのような車種でも状態の悪化が考えられます。特に軽自動車やスポーツカーについては、メンテナンス不足や前所有者の使用頻度の高さに起因する不具合が発生することがあるため、入念に状態確認をしておくことがおすすめです。
フルモデルチェンジによって大幅に性能が改善されていない限り、車種が同じであれば新車でも中古車でも燃費性能はあまり変わらないと言われています。もちろんこれは、定期的にメンテナンスを実施していることが前提です。
自動車の公式サイトなどには、燃費性能の項目に「JC08モード」と「WLTCモード」という2種類の記載があり、それぞれ1Lで何km走行可能であるかが分かるようになっています。
両者を比較した場合、「WLTCモード」は世界基準に基づき燃費性能を記載しているため、従来記載されていた燃費性能よりも厳しく、実際の走行状態に近い数値です。そのため、参考にするのであれば「WLTCモード」の項目を見ると良いでしょう。
以上のことを念頭に置いたうえで、低燃費の中古車を購入すれば維持費がかさまずに済む可能性が高まります。
過去に修理歴のある中古車については、メンテナンスノートなどを基にどこを修理したのか、どのような状態にあるのかを確認しておきましょう。
また、修理歴と似た言葉ですが「修復歴」のある車については慎重に検討すべき車両の一つです。「修復歴」とは、過去に事故などで車の骨格(フレーム)部分に損傷を負ったことがあるかどうかを指します。
走行上問題のない部品に修理歴があるのと、安全に直結する骨格部分に損傷がある「修復歴あり」の中古車では、安全性において全く異なる状態であるということに留意することがおすすめです。
そのため、目当ての中古車に「修復歴あり」という文言が記載されていたら、リスクを考慮し慎重に検討を行いましょう。
修理歴の有無はもちろんですが、内外装の状態なども含めたメンテナンス状況が把握できる中古車を選ぶようにしましょう。10年落ちという状態の中古車は時間の経過と共に劣化している可能性があることから、各所に不具合が生じている、または今後生じる確率は高いと言えます。
車両の状態は見た目や臭いで分かる部分もありますが、メンテナンスノートが付属しているのであればしっかりと確認しておきましょう。記載されている内容がよく分からなければ、店頭でスタッフに質問すると良いでしょう。
車には主に、「前輪駆動:FF」と「後輪駆動:FR」、及び「四輪駆動:4WD」などの駆動方式があります。10年落ちの車でも4WD車の方が需要は大きく、価格が下がりにくい傾向にあります。
10年落ちだから安価で4WD車を入手できると思っていても、予想以上に高値で販売されている場合も考えられます。
JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)の査定基準によると、標準走行距離は1年の場合1万kmとされています。単純計算で、10年落ちの中古車は平均10万km走行していることになり、目安よりも著しく走行距離が多い場合は過走行、少ない場合は放置されていた可能性が考えられます。
また、目安に近いバランスで走行されている場合も走行距離が平均10万kmを超えると、タイミングベルトなどの部品交換が必要になってくることも考慮しておきましょう。
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