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10年落ちの中古車って乗れるのか。安い車を購入する時のポイント【購入ガイド】

10年落ちの中古車の購入を検討するポイントとはなにか

10年落ちの中古車を購入する際は、状態が良くお買い得な車を探したい方も多いでしょう。

続いては、10年落ちの中古車購入を検討する場合にチェックしておきたいポイントについて5点ほどご紹介します。

市場にある中古車かどうか

10年落ちともなると、そもそも中古車市場に出回っているのかどうか、という点から確認しなければなりません。複数の中古車情報サイトで年式が2011年の中古車を検索してみると、2022年3月7日現在で2万件ほどの車両が表示されます。

件数だけで言えば決して少なくはないように思えますが、掲載されているのは全国の情報であり、必ずしも近場で販売されているとは限りません。車種によっては、既に市場から消えている場合も考えられます。

目的の中古車が現在も販売されているかどうかは、最初にチェックしておくべきポイントと言えるでしょう。

車をどのくらいの頻度で使用するか

10年落ちの中古車は走行距離もそれなりであることが想定されます。毎日の通勤通学などに使用するのであれば、走行距離はあっという間に寿命とされる10万kmを超えることもあるのです。使用頻度が高ければ、その分メンテナンスの必要性も高まります。

一概には言えないものの、車を使用する頻度が高いのであれば、10年落ちの中古車より年式が新しい中古車を選んだ方が長く乗れるでしょう。

ランニングコストはどのくらいか

新車に比べれば、10年落ちの中古車はさまざまな不具合が生じてもおかしくない状態にあります。タイミングベルトのようなゴム製品、バンパーなどの樹脂部品、各種電装部品など、年式が古くなるのに応じて各所が経年劣化するでしょう。

劣化部分の修理費用以外に、自動車税やガソリン代などの値上がりや、車本体の燃費の低下も考えられます。さまざまな観点から、購入後のランニングコストを考えておくことも意識しましょう。

中古車本体の値段が上がる可能性があるか

10年落ちの中古車だから安価とは限りません。たとえば、スポーツカーやSUVといった車種は、愛好家からの根強い人気やアウトドアブームという背景に後押しされ、むしろ価格が高騰する傾向にあります。

また、生産終了となり市場に出回る数に限りがある「絶版車」も同様に値段が上がります。欲しい中古車が手に入りやすい状況にあるのか、そうでないのかについて、市場の動向やメーカーによる生産関連のアナウンスを随時チェックしておきましょう。

メーカーの姿勢はどうなっているか

もしも、欲しい車が既に生産終了している絶版車だった場合は、中古車として購入することしかできません。絶版車の中には、一部熱狂的な人気を誇る車種があり、そのような車種は新車販売時よりも高値で販売されることもあるため、容易に手が出せない場合もあるでしょう。

一方、新車の発売に伴って絶版となった車が、安価で中古車市場に出回ることもあります。目当ての車が10年落ちかつ絶版状態にある中古車であれば、安く手に入る可能性もあるのです。このように、メーカーの製造・販売姿勢を把握しておくことは、欲しい中古車を手に入れるためには欠かせない要素の一つと言えます。

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