アウディQ5が初のフルモデルチェンジ。プラットフォーム一新で大きく“深化”
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
次にSQ5へと乗り換えると、こちらはすでに出だしからモリモリとしたトルクの余裕を感じるが、同時に走りの重厚感もたっぷり。60km/hくらいからの加速の盛り上がりが大波のようで、あっという間にとんでもない速度域へ突入しそうになる。
今回の狭いつづら折りの道では、ドライブモードを「Comfort」にすると少し持て余し気味でロールも大きめに感じるが、そこを「Auto」で走るとキュッと引き締めてくれてキビキビ感が増した。そして「Dynamic」を選ぶと、スロットルの反応がかなり鋭くなり、低めのシフトを多用してメリハリある走りができる。こちらも20インチタイヤを履いており、乗り心地は多少ゴツくなるものの、低重心感が強調されてスポーティな気分が高まるのが楽しかった。
SQ5のクワトロは従来のシステムだが、足元にはSモデル用に専用チューンされたダンピングコントロール機能付きのスポーツサスペンションが標準装備されている。4輪のダンパーをそれぞれ独立して制御するため、こうしたワインディングでの走りもお手の物というわけだ。さらにステアリングにも専用チューンが施されており、こんなに大きな車体が自分の指先の動きのままに操れる感覚が味わえて、爽快な気分にさせてくれたのだった。
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