サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > コラム > 次期「ボクスター/ケイマン」は冷却問題で苦戦中、EV販売も大幅未達。ポルシェの先が読めない

ここから本文です

次期「ボクスター/ケイマン」は冷却問題で苦戦中、EV販売も大幅未達。ポルシェの先が読めない

次期「ボクスター/ケイマン」は冷却問題で苦戦中、EV販売も大幅未達。ポルシェの先が読めない

718ボクスター電動モデルの予想イメージ

ボクスター/マカンのBEV開発は“冷却”で苦戦中

「718シリーズ」と呼ばれる現行「ボクスター/ケイマン」(開発呼称982)の“電動モデル”の開発コードは「983」である。983型は今年の夏までには発表されると噂されているが、昨年秋まではニュルブルクリンクで、そして現在ではスカンジナビア半島の北極圏で最終テストに臨んでいる。

>>次期718ボクスター&ケイマンのテスト風景をギャラリーで見る

スクープ写真から想像できるようにデザインとパワートレーンのレイアウトは現行の内燃エンジンモデルを踏襲するキープコンセプトだ。つまり、重量の嵩張る電池をリアアクスル前方に搭載する、いわゆるミッドシップ・レイアウトである。

ところがここに問題が発生しているようだ。これまでほとんどのBEVは床下にフラットに電池を並べており、その表面を空冷あるいは水冷方式で冷却している。しかしミッドシップの場合、パワートレーンの前方にパッセンジャーキャビンがあり、そことはしっかりとしたバルクヘッドで遮られている。

それにコンパクトさが求められる電池は“直方体の塊”なので、冷却に際しては難問が山積みらしい。冷却重視で密度を減らして全体の容量を小さくすると、今度は航続距離の問題も出てくる。

不思議なことにテスト車のボディサイドには冷却用のエアインテークらしいものは見当たらない。現在、バッテリーパックのサプライヤーであるヴァルメット社と共同で最終的な解決策を模索しているらしいが、2025年の年内発表は難しいかもしれない。

現行の「982」シリーズは内燃エンジンモデルである。ボクスターとケイマンは内部情報によれば2025年9月には生産を止めるスケジュールになっており、もし電動モデルの発売が遅れると売り物が無くなってしまう。

(次のページに続く)

|あわせて読みたい|
>> “マカン”に続き“718”もBEV化へ EV減速でポルシェが進める戦略とは
>>新型「ポルシェ マカン」発表。タイカンも驚く上下2段の4灯ライト

この記事に出てきたクルマ マイカー登録

新車価格(税込)

1038 . 0万円 1541 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

164 . 8万円 1520 . 0万円

中古車を検索
ポルシェ マカン エレクトリックの買取価格・査定相場を調べる

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

あわせて読みたい

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン