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コストパフォーマンスのGARIT、最新G5を試走

ナチュラル指向でコスパ重視のGARIT

というわけで本題のトーヨータイヤ『GARIT』シリーズ。スタッドレスは各メーカ-、3シーズン毎に新製品が投入されることになっており、今シーズンはブリヂストンとトーヨーの年。実に5モデル目らしく、新作は『GARIT G5』という名前だが、旧知のタイヤジャーナリストに言わせると、「コストパフォーマンスのGARIT」と捉えれば間違いないと言う。

スタッドレスの世界ではブリヂストンの『BLIZZAK』やミシュランの『X-ICE』などビッグネーム目白押しだが、それぞれ独自のイメージがあって、トーヨーのGARITは「価格を超える性能」という定評があるのだ。

秘密はまずは表面素材、つまりトレッドゴムにあり、GARITはいち早く90年代頭に「クルミの殻」を織り交ぜた特殊ゴムを採用。これは硬い殻が氷の表面を引っ掻きグリップを稼ぐと同時に、殻の抜けた穴が路面の水を吸い込み滑りを減らすダブルの“吸水効果”があり、加え竹炭を使った「吸着カーボニックパウダー」も吸水素材として採用し、性能が高い。しかもこれらはすべて天然素材だけに、環境的に有利で、コスト的にも問題はないという。

そして今回の5世代目『GARIT G5』は、さらに「ナノゲル」、つまりカーボンやシリカよりも粒が小さいナノレベルのポリマー素材をゴム補強剤として加え、よりしなやかなトレッド性能を実現した。実は、雪面や凍結路面でのグリップは、なんだかんだ表面ゴムのしなやかさや柔らかさが決定的で、その基本性能がアップしたわけだ。

加えサイプ、つまりトレッド表面のパターンというか“切れ目”の造形も冬路面でのグリップへの影響大で、GARIT G5は自慢の『360°サイプ』が新バージョンになったほか、新たに『吸着3Dサイプ』や『新ファーストエッジ』を採用。結果、積雪路面だけでなく、完全凍結路面、つまりアイスバーンでのグリップも稼いでる。

細かく分けると、スタッドレスのグリップ性能はこの「スノー」「アイス」の二大要素に加え、最近では温暖化の影響か「シャーベット」、つまり雪が溶けかけ路面での性能も問われており、GARIT G5は、第三の要求に関わる「排雪性能」まで考えられている。とにかく最近のスタッドレスはあれもこれもとマルチに要求される時代になっており、ある種技術の集大成と言えるのがこの商品なのだ。

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