新型スマート エレクトリック ドライブ試乗。巻き返しなるか?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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「案ずるより産むが易し」というコトワザがある。問題の解決を進めるにあたって、ネガな部分を心配ばかりするよりも、実際に進めてみると簡単な場合があると言う意味だ。
たとえば、最近の話題で言うと電気自動車がそれに当たる。「高価な電池」「短い航続距離」そして「長い充電時間」の三重苦が障害になって中々普及しない。
日本だけではなく、ドイツでもメルケル首相の音頭取りで2020年までに100万台の電気自動車を普及させようと「国家EV戦略構想」を立ち上げたがEVの販売は全く伸びない。今年の5月からは4,000ユーロ(約48万円)の補助金も導入したが、シェアは1パーセント以下と散散な状況である。
しかし、電気自動車は電力が再生エネルギーで得られるようになり、航続距離や充電問題、そして電池が安くなれば、将来性は無いわけではない。そんなわけでドイツではBMW、メルセデス・ベンツ、そしてオペルやフォルクスワーゲンなどの4社はB-EV(いわゆる電池式電気自動車)を販売カタログに載せている。
一方、日本の自動車メーカーはどうだろうか? 世界的なハイブリッドの成功(とは言ってもプリウスが当たっただけ)に胡座をかいて、第2弾のP-HEVが売れなくなると、今度は政府の後押しで水素へ走り、今度はやっぱりB-EVだと、迷走を続けている。
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