ギャランフォルティス改良、滑り込みセーフ!?
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
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三菱が4ドアセダン『ギャランフォルティス』と5ドアハッチバック『ギャランフォルティス スポーツバック』を一部改良。エコカー減税対象モデルを「4WD車」にまで拡大するとともに、安全装備を強化した。
ギャランフォルティス・シリーズの4WD車はこれまで油圧式のパワステを採用していたが、今回の改良で2WD車と同じ電動式のパワステへと変更。この改良などにより、燃費を1.0~1.2km/L向上させ、新たにエコカー減税(50%軽減)に対応した。ちなみに同シリーズが搭載する1.8リッターのMIVEC(連続可変バルブタイミング)+CVTは、減速時のエネルギーをバッテリーに充電する回生システムをすでに採用している。
また2.0リッターMIVEC・ターボを搭載する最上位モデルの「RALLIART」は、エンジン点火プラグや6速ツインクラッチ・SSTのロジックを変更。具体的にはレスポンス向上やスキップシフト(例:6速⇒4速)を可能にするなどの改良が施され、燃費を0.4km/L向上させ、新たにエコカー補助金に対応している。このSSTのロジック変更は、10月発売の改良版ランエボXでも実施される。
横滑りやスリップを防ぐASC(アクティブスタビリティコントロール)を全車に標準装備したのもトピックだ(RALLIARTは以前から採用済み)。これによって全車が4万円程度の価格アップとなるが、ウエット路面やいざというときの安心感を考えると、「割安」と感じられるのではないだろうか。ちなみにトヨタの横滑り防止装置(VSC&TRC)のオプション価格は6万円程度だ。
またブレーキアシスト機構も改良し、緊急ブレーキの検知を従来までのべダル踏力だけではなく、ペダル踏力+踏込み速度に変更して、より緻密かつ的確な制御ができるようにしたという。その他、グレードにより内外装や装備の見直しが入っている。
※RALLIART以外は全車がエコカー減税(50%軽減)に対応
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