「ミニランクル」と噂されていましたが…「ランドクルーザーFJ」が想像以上にビッグな件。せめて価格と納期は“ミニ”にしてもらいたい！

トヨタ ランドクルーザーFJ

価格と納期ぐらいは“ミニ”を期待したい

ちなみに、巷では「2TR-FE」型の2.7Lガソリンエンジン一択に否定的な意見もありますが、こちらもコストと信頼性と納期のための選択と思われます。

「ランドクルーザー250」にだって積まれているのですから、どこの馬の骨かわからないエンジンを積むよりもランクルファミリーとしては自然な選択なのではないでしょうか。

日本をはじめ世界中でランドクルーザーの需要は逼迫しており、ランドクルーザーFJの誕生は、需要の分散化に大きな効果があります。生産ラインを増やす“増産”で対処するのではなく、新たなマーケットを作り出して需要を分散させる、いかにもトヨタらしい戦い方と言えるでしょう。

最後に、裾野を広げる上で最も大切なのは価格です。ランドクルーザー70が480万円ということを考えると、ヒエラルキー的にランドクルーザーFJは400～450万円程度ではないでしょうか。

ユーザー心理的には、せめて価格と納期ぐらいは“ミニ”にして、ランドクルーザーの裾野を広げてもらいたいものですね。

（終わり）

（写真：トヨタ、スズキ）