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ロードスター4耐に参戦したカービュー。昨年のガス欠リタイヤの雪辱なるか!?

給油でまさかのアクシデントが発生

結局ハシモトは、5位でピットへと帰ってきた。ガソリンランプがつき、残量計のメモリもほぼゼロに。ここでカービューチームは給油を選択する。4耐では、出走前にタンク容量いっぱいの40Lまで給油を行い、その後、レース中に携行缶から20L給油を行うことがルールとして定められている。

給油を担当するのはウダガワ。携行缶を傾けた瞬間よろめき、なんとガソリンをこぼしてしまう。ヤマモト監督が「一人で大丈夫ですか?」と事前に確認をしたにも関わらず……。幸い火災等の事故には至らなかったものの、ハシモトが必死の思いで稼いできた命のガソリンを、コップ1杯程度、ぶちまけてしまった。初レースを終え、自分の仕事を全うし安堵の表情を浮かべていたハシモトの顔が一気に青ざめ...たかどうかはさておき、ピット全体に昨年のガス欠の悪夢がよみがえる。

ピットマーシャルによる安全確認の後、ピットアウト。すっかり日も落ち、4耐名物のナイトセッションに突入する。第4ドライバーはマツオ。好燃費を維持しながら1分15秒台のハイペースで攻め続ける。残り50分。交代のタイミングが近づき、タイヤも消耗した中で、1分14秒台のチームベストをマーク。さらにマツオは連続してタイムを更新していく。前走車を果敢にパスし、ピットへと帰ってきた。

各チーム、最終スティントはレーシングドライバーなどを据える中、カービューのアンカーは自動車部の発起人でもあるイワダテ。今年のレースへかける思いは人一倍強い。コースイン。イワダテは1分17秒~18秒台で走行する。スタート前は「鳥目だったらどうしよう...」と不安を口にしており、ヤマモト監督が思わず「見えてますか?」と尋ねる。「見えてます! ようやくクリアラインで走れるようになりました!」。頼もしい声と共に、1分15~16秒台で走行を重ねていく。

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