【徹底解剖】2.0L幌ロードスター「12R」の今わかっていることまとめ。ハイパワー化で走りは安定志向に?
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ 28
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そんな「12R」の詳細は、マツダの発表と現地での展示をあわせて考慮すると、以下のような内容となります。
エンジンは、「ロードスターRF」と同じ、1997ccの「SKYACTIV-G」をベースにしつつ、専用のカムシャフト、シリンダーヘッド、エキゾーストマニホールを採用。エキゾーストマニホールドはフジツボ製の専用開発品です。展示品を見ると、いわゆる“4-1”になっており、高回転の伸びが期待できます。
これらのチューニングにより最高出力は200馬力まで高められています。
シャシー系には、アルミ製タワーバー、ビルシュタイン製Cリング式車高調(専用開発品)、ブレンボ製対向4ピストンキャリパー(レッド塗装)、RAYS製鍛造ホイールの切削加工仕様(専用開発品)を採用。
インテリアでは、レカロ製バケットシート(専用開発品)とアルカンターラ内装を採用。ボディカラーはエアログレーで、新規開発エアロパーツと専用ボディデカールを装着します。
また、「東京オートサロン2025」の展示車には追加で、「マツダ・スピリット・レーシング」が開発するアフターパーツ類も装着されていました。
それが、フジツボ製のチタンスポーツマフラー(試作品)、アドバン・ネオバAD09(205/45R17)スポーツタイヤ、ブレンボ製スリットローター&スポーツパッド、強化ブッシュ&ショートタイプバンプストップ(スポーツアライメントキット)、サベルト製4点式ハーネス(MAZDA SPRIT RACINGロゴ入り)というものです。
これを見ると「12R」は、エンジンの中身から排気系、足回り、そして内外装まで、一通り手を入れていることがわかります。また、「マツダ・スピリット・レーシング」は、「ロードスター」を使ってスーパー耐久に参戦していますから、そのノウハウがしっかりと反映されていることが予想できます。
量販モデルとなる「マツダ・スピリット・レーシング・ロードスター」は、2.0Lエンジンはノーマルのままで、ビルシュタイン製Cリング式車高調(専用開発品)、RAYS 鍛造ホイール(専用開発品)、ブレンボ製対向4ピストンキャリパー(レッド塗装)の採用となるようです。ホイールは切削加工のないタイプとなります。
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