FRらしさと安定感を両立する後期型86。アルミテープの謎にも迫る
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:望月 浩彦 1
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今回はその効果を試すために、コラムカバー(フロントタイヤの静電気を放電する)と前後バンパー(ヴォクシー/ノア用のそれを代用)でその有無を体験してみたが、ステアリングコラムに貼るとパワステのアシストを減じたような落ち着き(とはいっても、もちろん操舵力そのものが重くなるわけではない)が、バンパーに貼ると大型ウイングを取りつけた(とはいっても、実際にダウンフォースが発生しているわけでもない)、もしくはハイグリップタイヤに履き替えたようなズシッとした安定感がハッキリ出たように感じた。
空力アルミテープはホームセンターに売っている汎用品でも効果アリとのことで、早くもショップや個人レベルで「効いた、効かなかった」とのレポートがネットをにぎわせている。
トヨタによる実験映像を見れば、これがオカルトや霊感商法の類ではないことはわかる。ただ、クルマが帯電なしのまっさらの状態から、帯電して空力に影響するのは10~20kmほど走ってからだそうなので、走り出す前に貼ってしまうと、効果を体感できない可能性が高い。
また、エンジンをかけずに駐車しておけばアルミテープなしでも自然放電するそうだが、1日程度では完全放電にはいたらず、上記の“まっさら”状態になるにはおおよそ3日ほどかかるそうである。自分で実験してみたい好事家は、このあたりを念頭に、ぜひ試していただきたい。ステアリングコラムは人によっては体感しづらい程度だが、バンパー四隅に貼ると、効果は明白だ。
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