ジャガー I-PACE試乗。老舗が目指すこれからのSUV
掲載 更新 carview! 写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
今回、ショートサーキットでの試乗は、I-PACEとジャガーの他SVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)シリーズモデルにも試乗できました。I-PACEのサーキットでの走りは、2240kgの重さが影響しているためか、アンジュレーションのあるコーナーやS字コーナーなどでは、旋回中の横Gに対して上下動のヨーが残る違和感を多少感じましたが、床下バッテリーの低重心と、50対50の前後重量配分の組み合わせによって、コーナー入り口でのフルブレーキング時にはリアが安定したニュートラルなハンドリングになっていると感じました。
コーナー出口では0-100km/h加速を4.8秒でこなす400psのパワーとAWDのトラクションで、頭をヘッドレスト押し付けるような加速をします。トルクの立ち上がりも俊敏かつ緻密で、モーターのメリットを生かしたスムーズな走りができます。タイムアタックレベルまでペースを上げていくと、他SVOシリーズに設定のある「トラックモード」が無く、「ダイナミックモード」での走行になるため、タイヤグリップ限界付近のスライド時に、電子デバイスの介入が大きめに感じてしまいましたが、ストレートは他SVOモデルと同等の車速が出ていました。また、当日はクルマに厳しい30度近い外気温でしたが、ショートサーキットで約10周近くアタックをしても、モーターやバッテリーなどが温度上昇してセーフティモードに入ることもなく、安定したタイムでラップできました。
EVも航続距離が438kmともなると、常に充電を考えてしまう心配から多少解放されるかもしれませんが、日本の充電環境では、急速充電を使っても満充電までは30分×2回を要するなど、1.5時間近い充電時間が必要になってしまいます。
自宅の車庫に充電ができる環境があったり、近くに充電施設がある方は、1台で普段使いからサーキットまで幅広い環境に対応する性能を持つI-PACEで、通勤からスポーツ走行も楽しめるプレミアムなEVライフを楽しめるのではないでしょうか。
最近ではジャガー I-PACEやテスラ モデルXをはじめ、アウディ e-tron、メルセデス・ベンツ EQC、ポルシェ タイカンなどプレミアムなEVが続々と登場しています。車種やインフラの拡充が進み、個性で選べる今後のEVの世界が楽しみです。
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
【あなたはどっち?】クルマの購入は計画的に! 買うなら「ローン」か「一括」か問題を考える
クルマ好き男性にそっと教えてあげたい。同乗女性からの“格付け”をガタ落ちさせる「ヤバい仕草」4選
【すでに販売枠終了の噂】新型「GRカローラ」日本初公開。台数制限ナシでもまた買えないのか…?
【アルヴェルオーナー必見】「レグノ」の新作「タイプRV」は、後席の快適性爆上がり+運転も楽しめるタイヤだった
【高性能なだけではダメ?】新型GRカローラが先輩GRヤリスを超える“伝説の名車”に育つ鍵はナラティブ(物語)にあり
【今さら聞けない】車好きが得意げに語る「FF・FR」って何ソレ? 雪道で四駆が強い理由も解説
GRスープラ“最終仕様”日本初公開に「カッコいい」「生産終了が惜しい」の声…300台限定で今春投入
【本当はどうなの?】再々販「ランクル70」オーナー評価…燃費、盗難など「不便」は当り前。MT待望論も
【BEV戦略は撤回】ボルボの頂点「XC90」が末期でも大幅改良の背景。BEVより注目度も高そう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!